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34 家路


 帰る前にもう一度解体場に寄って、いのしし肉を分けてもらう。


 本来は査定前に欲しい部所を予約してその分を査定額から差し引くそうだが、


「あの姉さんたちに食べさせてやりな」


 オッサンズじゃなくてイケメンズだった。



 その事をリリシアさんに伝えると、


「討伐に気合いが入るな」


 こっちにもイケメンがいました。



 いのしし肉の事を聞くと、


「以前騎士団の野外演習で討伐したものを食べたことがある」


「野趣があって相当に美味かった」


「あの時は通常種だったから特異種との味の違いが楽しみだな」


 イケメンがアマゾネスになってしまった。




「強くなるってどうすれば良いのでしょう」 真剣なマユリさん。



「流麗な剣技も豪奢な装備もそれを支えられる身体が作られていないと活かすことは出来ないと思っている」


「毎日少しずつでも走ったり体を鍛えたりすることは決して自分を裏切らない」


「強さを目指す方法は人それぞれだから、あくまで私の体験談だな」



 目を輝かせて聞き入っているマユリさん。



 リリシアさんみたいな体脂肪率低すぎボディもカッコ良いですが、おんぶのお供に最適な柔らかボディも良いものですよ。



 ヤバい見られてる。



「だいたい表情で分かるようになってきたな」

「結構分かりやすいですよね」



 何か最近心が休まらないな。


 ぼっちにはこういう生活は刺激が強すぎるのかもしれない。



 早く帰ってニエルさんイジりで癒されよう。



 家路を急ぐ歩みを早める。


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