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人狼は君のトナリに 第五幕  作者: 狐のアツ
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第三章 その

風呂は共用、トイレも一箇所のみ、玄関に入ったらすぐ食堂で、一階は玄関と食堂と風呂、それから管理人室のみ。

2階も部屋が3つとトイレだけ。

周りは背の高い樹に囲まれていて、川と池、竹林もある、和風というか、田舎というか、個人的には好きだ。

部屋が足りないため、おてあらいくんとステルスさんは相部屋になったらしい。

疲れていたというのもあってすぐに眠ってしまった。

朝起きたあと、食堂へ向かう。まだ日が昇って間もないのに、妖精さんは準備をし終えていた。

「おはようございます。」

といって深々と頭を下げたので、僕も「おはようございます」と返した。

食堂には既におてあらいくんが居た。もう食べ終わった様子で、お茶を飲んでゆったりしている。

席に着いた頃に、ステルスさんが階段を降りてきた。僕は挨拶と軽いお辞儀をしたが、返答はなかった。

「食べ終わられたのならウォーキングでも如何でしょうか。この辺りは蚊もいないですし、季節の割に涼しげもあっていいですよ。」

妖精さんがそう提案する。おてあらいくんは立ち上がって、

「ちょうど俺もそういう気分だったから、ちょうどいいね。」

と言って出て行った。

そういえばまだ1人...

「壱月さんはまだ起きてこないんですかね?」

「ふふ、あの方は前来た時もそうでしたよ。いつもお寝坊さんなんです。」

そういえば今回は3回目だと言っていた。他2回もそうだったのだろう。

「うわぁぁぁぁっ!」

その声が聞こえたのは外からだった。


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