表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プラファレリア  作者: 新条れいら
幼き日々の記憶
1/3

幼き日々の記憶

新連載!

「これはね、わたしの先の代のお話」


 そう彼女は言った。


 膝の上で自分を見上げる幼子の頭を優しく撫で、彼女は微笑んだ。


 彼女はいつも優しく自分に触れた。そして、いつも多くの話を自分に語る。それはいつも『ここ』ではない『どこか』の話で、自分には理解できぬものも多かった。


 それでも、語る彼女を自分は好きだった。


 文字を学び始めた自分へ、彼女は今度は本を書いてくれると言った。


かあ様」


 自分の呼びかけに、彼女はなぁに?と首を傾げる。


 彼女が自分の生みの親でない事は、誰に言われるでもなく理解していた。それどころか、彼女が周囲の人とも違う事を、ぼんやりと理解し始めていた。


 だが、だからとて、不安など微塵も感じたことはない。


 彼女は、そういう生き物なのだ。


「なんでもないよ」


 ふふふっと笑って胸にしがみつく幼子を、彼女は変なのと笑って抱きしめた。




 これは彼女が語った、過去の話。


 いつも自分の心の端に残っていた、切ない物語。


 その理由を知るには、まだ幼かった無邪気な自分。



持病悪化のため、すごく不定期になると思います。

高校時代の作品ですが、原本はすでに手元になく、脳内にあるのみ。

設定やらちょこちょこ変えながら、ちゃんと着地させたい。

兄弟モノのBLみたいに思われそうですが、自分が腐っても自分の作品にはそういう設定は不思議と入ってこないので、あしからず…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ