毒峰隊〜それは普通自ら入ろうとは思わない負け犬部隊〜
土御門と天崎がまだ上手く書き分け出来てない気がする
もっと特徴分ければよかったな(´・ω・`)
えーお説教と野球部の髪は短い方が良いと申しますが……
あれ?何か違う?
なんで野球部は坊主なのにサッカー部はチャラいイメージなんだろ
でも大人から見た丸坊主中学生って何か良いよね
えっファンタジーの世界に野球部とかあるのかって?
……………
先生のお説教って本当長いですよね
あと校長先生の話も
大人になるとそれも恋しくなると言うけれど
まさか大の大人が集まって説教される姿を目撃することになるとは……
「引っ越しがあったソレはともかく君達までお昼出勤とは良い度胸してるね……」
「あの〜」
「なんだい、僕は君以外に話してるんだけど」
「私の名前、安藤 夏です!!」
「はあ、それは昨日聞いたから知ってる…今君の話はしてない、黙っててくれ」
知ってるのならソレじゃなくて名前で呼んでほしい…
この人結婚したら奥さんをお前とか言っちゃうタイプの人だ
あれって亭主関白になりたいか知らないけど女性から不評らしいからやめた方が良いですよ
まあそんな激おこな亭主関白志望?のこの人こそ我らが毒峰隊隊長毒峰 竜蛇さん!
見た目は真っ赤な赤髪ショートでメガネをかけたクール男子
いつも無表情で他の人も笑ったり泣いたとこ殆ど見たことないらしい
そんな顔で怒られたら怖いよね…
そんな鉄仮面隊長が激おこしてる理由は私以外が遅刻してきたかららしい
皆さん寮で余裕そうだったから私と一緒でお昼出勤なのかと思ってた……
「相変わらず竜坊は固いの〜」
「大地…毒峰隊長と呼べとなんども言ってるだろ……」
「そんな細かいこと気にしてたらモテないわよ、女の子は準備に時間がかかるんだから」
「天崎…君は仕事をデートか何かと勘違いしてるないか……」
「私達はデートしてたわよね、子虎君♪」
「土御門…どうせまた孤月を荷物持ちに利用したんだろ、孤月も断ることを覚えろ……」
「僕は土御門さんと一緒にいられるだけで幸せなので」
「………馬鹿ばっかりだ……」
孤月先輩の純粋すぎる笑顔を見たのを最後に深くそれは深いため息をつく毒峰隊長
何かわからないけどご愁傷様です
この人老けるの早そうだな〜
そんなことを考えて辺りをなんとなく見回して気付いた
他に人の気配がない
昨日もだけど他の隊員さんはどうしたんだろ?
まさかその人たちも遅刻……
「どうしたのよ、さっきからキョロキョロして?」
「いや、あの他の隊員さんはどうしてるのかなって……」
「居ませんよ?」
「へっ?あー任務とかですか?」
「カッカッカ、違う違う、この毒峰隊はワシらだけじゃ」
「私達……だけ……?」
「そう、あなたが入ってきて合計6人、メンバー全員集合よ」
「えーーー!!!?だ、だって他の隊だと少ないとこでも100人は居たような……」
「はぁ、まったく……ここがどこだか忘れたのかい?」
「ま。負け犬部隊………」
「そういうことだよ」
そういうことって!
そういうことって!
そういうことかー………
本当に人気のない部隊なんだな〜
私本当にここに入って良かったのだろうか
「そもそも夏ちゃん以外面接に来た子っていたかしら」
「いないわよ、誰が飛ばされたわけでもないのに夏以外でこんな部隊くるのよ……って1人居たわね」
「アハハ……」
「…………………」
「えっ孤月先輩も入隊面接でここに?」
「入隊面接というより異動面接じゃったのぉ〜此奴前の隊じゃ期待のエース、次期部隊長とまで言われとったんじゃぞ?」
「……………………」
「凄い!!なんでそんな凄い人がこんなところに?」
「君、時々真っ直ぐに失礼だよね…」
「いや、それは皆さんだって似たようなものじゃないですか…昔の話ですよ」
「………………本当バカ」
「いや、それでも……土御門副隊長?」
「……んー私ちょっと散歩してくるわね〜」
「お、おい、まだ話は……」
「どうせ任務ないんでしょ〜必要になったら呼んでちょうだい」
「あっ行っちゃった……土御門先輩ってなんか不思議な人ですよね?まるで自由気ままな野良猫みたいな」
「んーでも今のは私のせいかもね、ごめんなさい、雷夢」
「あっいえ、お気になさらないでください」
「えっと……どういうことですか?」
「まあこれは2人の問題じゃからのぉ……」
「孤月、土御門を探すついでにソレにこの辺りを案内してやるといい、後々買い出しとかに出てもらうこともあるからね」
「わかりました、行きましょうか?」
「だから私の名前は安藤 夏ですから!!!」
そう言って孤月先輩に続いて隊舎を出た
なんか話をはぐらかされてしまった気がする
孤月先輩と土御門副隊長の間に何があったんだろ
私なんかが聞いて良いことなのだろうか
でもなんか……心配……