6話 父さん泣かせちゃった
忙しくて更新遅れました。
引き続き見て頂けると幸いです。
タイトル変更しました。
旧「転生して貰ったスキルは転生者にスキルを与えるスキルだった。」
家に帰ろう。
あ、アルどうしよう。
体を小さく何て都合のいいことあるわけないよな。一応聞いてみるか。
「アル体を小さく出来るか?」
「出来るよー主人。」
できるのかよ!?
「じゃあ小さくなっといてくれ。」
「はーい。」
そのまま家に帰ろうとしたが俺は気づいてしまった。
「朝だ・・・」
仕方ないからちゃんと家に帰るとするか。
「ただいま。」
「どこ行ってたんだ!」
「森だよ。」
「バシッ」
叩かれたあんなに優しかったアランに叩かれた。
「危ないだ・・・」
そこまで言ったところでアランは泣いてしまった。
一体何故だ?何か悪いことはしてないはずだが?
そこで、泣いている意味が分かった。
「じんばいしだんだぞ。」
多分「心配したんだぞ。」と言っているのだろう。心配させてしまったのかもしれない。
「ごめんなさい。」
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アラン視点
朝起きた。
「おはよう。アーロン。」
「・・・・」
「アーロン?」
「・・・・」
朝起きたらアーロンがベッドにいなかった。もう起きたのか?
「アーロン!」
「・・・・」
アーロンは家のどこにもいなかった。
まさか寝ている間に誘拐されたんじゃないか?
どうしよう。
「ただいま」
アーロンの声だ。
まさかまた、どこかへ行っていてのか?
「どこ行ってたんだ!」
「森だよ。」
公園とかに行っていたのなら分かるが森は魔物が沢山いるんだぞ。
しっかり怒らなければいけない。
絶対にいつか危ない目に遭ってしまう。
「バシッ」
「危ないだ・・・」
危ないだ迄言ったところで涙が出てきてしまった。
「じんばいじだんだぞ」
心配したんだぞと言いたかったが、鼻声でうまく言えなかった。
「ごめんなさい」
この言葉が聞きたかった。
ホッとした。
次回1章の最後・・・になるかもしれない