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ひとりぼっちの付喪神

暗い、昏い、寒い場所。

硝子箱の上に座っていた幼い少女は、さも暇そうに足を揺らしていた。こん…こん…と硝子箱に足が当たる音以外、何も聞こえない。少女の座っている箱の中には、翡翠の石の如く、淡く光る一振りの太刀。

少女の名は「翡鞘翠蓮(ひしょうすいれん)」。硝子箱の中に入れられた太刀の付喪神だ。


少女が置かれている部屋は、櫻音(おうね)一家の邸の中にある。櫻音一家は白桜(はくおう)村を裏から支える、霊術師の集まりである。櫻音一家の刀は魑魅魍魎を斬り裂くことを目的としているため、刀には膨大な霊力が封じ込められている。翠蓮も例外ではない。しかし、彼女は特定の人物にしか振るうことができない。いつしか扱いにくい刀として、ある部屋に置かれた。その日以来、妖退治専用の刀の中に、彼女の名が挙げられることは無かった。


これは、封じられた日本刀と、封じられた少女の昔話である。

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