99話、兄と妹の真剣勝負
少し遅れました。
「うるさい!」
「あっ、えっど言うこと?」
「だからそのまんまの意味だぞ?」
するとまた...
「うぇぇぇ?!」
「だからうるさい!」
ポカッ!
「いった〜!でもだってさーいきなり妹ができたとか言われたらいつヤったって話だしその年から見るに結構前に生まれているはず...」
『ん?あれかな?不倫ってやつ...』
「ヴォルス...どこでそんな言葉覚えて来た...」
そう言うとヴォルスは少し首を傾げたあとに、
「八百屋のおじさんから...」
と言った。
「よし待ってろ、ちょっとしばいてくるから」
ガチャッ!
ダッダッダッ!
「行っちゃった...」
「ねぇ、君は?」
「ん?どう言うこと?」
疑問形で答える。
「あ、あぁ質問が悪かったな、お前はどうして俺の家族になった?」
「記憶がないから」
そう答えるとびっくりした表情で、
「な、なるほど...ちなみに戦闘はできるの?」
「分からない...能力も分かんないから」
『そう言えば記憶の中にあったけど〈鑑定〉を使えばいい?ってどう言うことだ?私は鑑定を使えるのか?』
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ルミアーナ・アルティメディス ?
女
LV 94
能力:精神介入
・精神支配 【超弱体化】
・精神把握
・精神複製 【封印状態】
・精神過剰暴走 【封印状態】
・記憶消去 【封印状態】
・精神防御 【再施工準備中】
・精神凍結 【封印状態】
《奥義》
・身体強奪 【封印状態】
能力:赤色光線
・通常光線
・複数光線
・極太光線 【封印状態】
・固定砲台 【封印状態】
《奥義》
・極太複数光線 【封印状態】
スキル
・鑑定
・アイテムボックス
・隠蔽
・潜伏
・暗殺
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「うわっ!」
「ん?どうした?」
ヴォルスが心配して声をかけてくる。
「い、いやなんでもないよ、でも能力はわかった気がするよ」
「そうなの?!じゃあちょっと模擬戦をやってみようよ!」
「え?もぎせん?」
よく分からなかったのだがあまり名前的には楽しそうではなかったのであまり期待はしていなかった。
「ほら行こっ!」
「え?」
ガチャッ、
タッタッタッ!
いま、病院の庭にいる。
そしてヴォルスは木剣を構えて私の前に立っている。
『な、鑑定?って相手の能力がわかるのかな?』
「あ、あの!能力は教えたほうがいいの?」
そう言うと首を横に振って答える。
「わ、分かった!」
『それじゃあ...〈鑑定〉!』
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ヴォルス・アルティメディス
男
LV 25 【MAX】
・一回転式
・右回転式
・左回転式
・上下回転式
・回転軸式
・空間回転
・中央収束型回転式
《奥義〉
・状況回転
スキル
剣術
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『なるほど...一回転式...』
「ふふっ、それじゃあ行くよ...」
「5...」
最初にヴォルスが言う。
「4、」
その次に私が言う。
「3...」
心臓の音が響く。
「2、」
「1...」
「「スタート!!」」
〜次回予告〜
「 100話、模擬戦、もぎせん? 」
明日の昼に投稿するかも
《上の文を使用するでないぞ?》
ヴォルスの能力のルビが振られてなかったので追加。