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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
鉱山街ウェルホルムの悲劇
94/165

94話、メイドインウェルホルム5

少し遅れた。


これぐらいならギリセーフ?


あの後、何分か説得が続き最後にこう言って話を締める。


「まぁ、本気を出した方がいいよ?別にぶっ殺したいのはあの国の人たちなんでしょ?」


「まぁ、そうだね」


「それで本気を出すか出さないかは本人次第だしねーそれじゃ!また会う日まで〜」

『多分後次の街で会うんじゃないかな?』


ガチャ、


トコトコトコトコ、


「...なんであいつは私を殺しに来たのだろう?」


そう言って私は眠りについた。





「ごっしゅじーんさーまー!」


ゴギャ!


「ゴバァ!」


早朝からアリスのかかと落としを食らった。


「うぅ...」


「早く起きてくださいよ、みんな準備してるんですから」


アリスが少し怒り気味に言う。


「そ、そっか...って、なんの?」


「あれ?ご主人に入ってなかったっけ?闘技場に行くの」


「...知らない」


「...そ、そっか、さっさと準備して来てね〜」

『や、やばい...これは後で何か言われる!絶対に言われる!』


「別に何も言わないけどな...」


そう言ってベッドから起きて身支度を始める。




「ふぅ、こんなもんか?」


ヒガンは、適当に髪を溶かして靴を履いた。


「うーんそれにしても闘技場か...」

『闘技場で戦うのが魔物だったり、奴隷だったらそこから逃げさせて仲間とかにできるかな?でも、普通に参加型だったらちょっと分かんないな』


そう言い、自分の部屋のドアを開けて階段を降りて宿屋から出た。


外に出ると自分以外の全員が待っていた。


「えーっと、ヒガン姉ェ...伝え忘れてごめん、」

『何か言われる、クッソ!じゃんけんで負けた奴が謝るってなんだよ!起こしに行ったアリスでいいじゃねぇーか!』


アルトが謝ってくる。


「だ、大丈夫だよ別にとりあえず行こ?」

『じゃんけんで決めたのね...』


そしてみんなで歩き出す、するとこんな声が聞こえて来た。


「おい、知ってっか?なんか今日の奴隷闘技場に勇者様が来るって話」


「あっ!知ってるぜ!それなら、今日くる勇者様は勇者様の中で二番目に強い勇者、トミオ ヨシオカだってさ!」


「え?!そうなのか?俺知らなかっただけど!」


「ふふふっ、実は俺だけしか知らないんだけど、その勇者って、勇者と言うよりも山賊の方がいいんじゃないかと言われるほど荒い奴らしいぜ!」


「成る程...まぁ、奴隷闘技場はこの街ぐらいにしかないと思うしな」



『吉岡...あいつか』


「ご主人?どうした?さっきの男の会話が気になるの?」


「ん?いや、別に気になるわけじゃないよ」


そう言って私は歩き出す。


止まる


「と、ところで闘技場の場所はどこだっけ?」

『やべ、歩き出したはいいけど聞いてなかった...恥ずかしい!』


ドッシーン!


ノアールが盛大にコケる


「ご主人様に、場所伝えてないからみんなで行く」


そう言って全員で闘技場に向かうことになった。




私達は、闘技場入口の前で立っている。


「嬢ちゃんたち、銀貨3枚」


「はーい」


全員分の銀貨を払う。


「中の適当な場所に座ってな」


「わかりました〜」


そう言って階段を上る。


そして上に出ると...


「「「ワー!ワー!」」」


「予想外の盛り上がりだなぁ」


アルトが呟く。


「鉱山...男の...娯楽」


「確かにね、そう言うの好きそうだよね」


自分はものすごく視線を感じた。


「っ?」


それで視線の方向を向いてみると、


なぜか鬼の形相でこちらを睨んでくる勇者 吉岡がいた。


〜次回予告〜


「 95話、メイドインウェルホルム6 」


次回も頑張る、ちゃんと投稿できるように頑張る

by作者

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