表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
鉱山街ウェルホルムの悲劇
93/165

93話、メイドインウェルホルム4


「そうですか...」


「お前はまだ手加減をしている...」


屋根裏から女の...子?の声が聞こえてくる。


「そうですよね」


「あぁ、出会ってすぐに精神支配マインド・コントロールをすれば良い...それで何回か死にかけているだろう?」


「まぁ...それよりもあなたは?」


私は聞く。


「心を読めば良いだけの話...」


残念ながら、精神読み取りマインド・リールは相手の姿が視認できないと発動しない、そのかわり視認すれば常時発動する。


「1つだけヒントといえば、すでに会っていると言うところ...」


「成る程...でもなぜ最初の一言目は頭の中に?」


「それは...その方が雰囲気出るだろ?」


「な、成る程」

『雰囲気を大事にする系不審者って所かな?』


「それじゃあ、」


そう女が言うと部屋の中に煙が充満してくる。


「こ、これは...あの時と同じ...」

『〈精神支配マインド・コントロール〉!自分に、眠らないで!』


しかしそれでも耐えるのは数秒、また眠ると思いきや...


ピロンッ!


【〈精神防御マインド・ディフェンス〉が自動発動します】


【防御中...防御中...防御中...成功しました】


【これにて自動発動モードを終了します】




♦︎♢♦︎♢




暗くなった宿屋の中を場違いな子供が独り言を言いながら楽しそうに扉を開ける。


「ふっふっふーん♪さてさて〜?様子は...って!」

『さてさて〜精神毒を巻いたから眠るか、精神が崩壊してるか、記憶を失うか、してる筈...って!なんで、気絶すらしてない?!』


「君か、" ソレイユ "」


「うん!そう!本当はここで殺すかしておきたかったんだけどね〜」


ものすごいまるで太陽ソレイユのような笑顔で言う。


『何故私を殺しに来た?』


「うーん、なぜ?って顔してるね、」

『こんな風にカマをかければ...』


目の前の謎の人物ソレイユは首を傾げながら可愛らしく聞いてくるのだが、今までの発言から可愛らしさは薄れて来ている。


「していないぞ?」


そう堂々と答える。


「ふーん、そうなのかーでも一応言っておくね」

『しまったー相手は心が読めるんだったー』


『明らかに棒読みだ、』


完全に謎の人物ソレイユは楽しんでいる顔をしていた。


〜次回予告〜


「 94話、メイドインウェルホルム5 」


明日の12時に投稿するかも


次回もサービス、サービス

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ