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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
鉱山街ウェルホルムの悲劇
92/165

92話、メイドインウェルホルム3


ガチャ、


中に入ってすぐそこに受付らしきカウンターがあり、そこに髭を生やしたドワーフのような人族の男がいた。


「おう!らっしゃい!珍しいな女子がこの店に来るなんて」


「あはは...ちょうど近くにあったので」


そう少し苦笑いしながら私は答える。


「まぁ、ここは野郎が多いが野郎専門じゃねぇ、ゆっくりしてけよ?...っと、しまった...また一泊銀貨何枚か言い忘れてたぜぇ」

『それにしても久々に女子の客が来たな...ゆっくりして1日の疲れを癒しておけよなぁ?身体が弱そうな奴もいるし......って!一泊何円か言い忘れてたな...確か...一人銀貨3枚だったかな?』


『えーっと、私、アリス、ルナ、ソレイユ、ノアール、アルト、ノル...7人って事は一泊全員で銀貨21枚か...』


「5泊ぐらいしますね...えーっと何円だ?」


アルトが悩む。


『21×5=105』

「大体銀貨105枚だよ?」


私はもちろん元・高校生なのでこのぐらいの計算は朝飯前だ。


「「ご主人(様)...計算速いですね...」」


アリスとノアールが息ピッタリに大体同じことを言う。


「...なんだその意外そうな顔は」

『相変わらず仲良しだな...』


「我がご主人は意外と博識であったか...」


「適当に嘘言ってるだけじゃねぇーの?」

『まずその速度の計算はあり得ないし』


アルトが言う。


「100...101...102...103...104...105...いや、坊主、この赤髪の嬢ちゃんが言ってる事はあってるぜ、105枚だ一個も間違っちゃいねぇ」


「「「なっ、」」」


アリスとノアールとアルトが同時に驚く。


「...まぁ...とりあえず...部屋行こ?」


「そうだね」


「おっと、話し込んじまったな、すまねぇ、で、銀貨は...」


ジャラァァ、


「これで良いはずだよ」


「うん、良いな、それじゃあ205号室と204号室だ、ゆっくりしてけよ〜」


「「「「「「はーい」」」」」」


「はーい...」


私たちはその後カウンターの隣にあった階段を登って部屋に入り、男子は205号室、女子は204号室に泊まることになった。


そして...みんなが寝静まってた時の事。


『ヒガン・スティクス...いや、岸野 赤花...お前は強い、だがまだ本気を出せていない』


そう、私の頭の中で響いた。


〜次回予告〜


「 93話、メイドインウェルホルム4 」


明日のお昼に投稿?

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