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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
鉱山街ウェルホルムの悲劇
86/165

86話、チートvsチート集団


『ん?この子達可愛い子が多いな!俺のハーレム第一号たちかな?でも野郎はいらないから捨てて良いな...一番の好みは真ん中の赤髪の子かな?』


『うぇ、気持ち悪い』

「成る程...転生者...いや、転移者かな?」


「なっ、ば、バレているのか」

『俺のチートは能力強奪コレクション...よくある無双物の主人公が持っている能力だ...だが1日1回までしか使えない...誰のにするか、〈鑑定〉...って!こいつら俺程じゃないけど相当チートだぞ?なんだよ因果反転って...後、方向操作はアクセラさんの能力じゃないか!ここは...野郎の方向操作か!』


『おい、能力強奪だと?一番ダメなチートじゃないの』


「はぁぁぁ!!」

『くらえ!ノアール!〈能力強奪コレクション〉!方向操作ベクトルを奪え!』


ピカーン、強奪くんが光り始める。


「ねぇ、ノアール、」


「なんですか?」


「いま、あいつの能力でノアールの能力が一時的に使えなくなってるだから避難お願い」


「...分かりました」


まだ、強奪くんは光っている。


「もう今の間に攻撃するよ!アリス!補助お願い」


「分かった、ご主人様」


「はぁ!〈固定砲台レイ・セントリー・フォー〉!」


バンッ!


空中に4つの赤色の光の玉が浮かぶ。


『〈複数光線マルチ・レイ〉!』


ビュゥーン!!


光線の弾幕が強奪くんを囲む。


「ふふっ、〈方向変更ベクトル・チェンジ〉!」

『相手の方向に向け!』


カッ!


ビームが全てヒガンの方向を向く。


「あの能力は!」


『これは避けられる...だがベクトルを操作できるならあれ以外方法がない!なら!』


ヒガンは両手を広げて...


『敢えて当たる!』


ビュゥーン!!


「ぐ、...ぅ、ゔ!ぁぁぁぁ!!」


「ご主人様!直す!」


「アリス、攻撃...しつ...つ回復...をしろ」


「そ、それは...」

『どういう事?攻撃をしつつ回復?私の能力はそこまで多分できない、なに?何なの?わからない...分からない!......そ、そうだ!こういうことか!〈因果反転サカサマ〉!』


『なっ、避けないとは...ハーレムが、で、ででも回復役がいるみたいだし...』


『相手の状態とご主人様の状態を!』


『やはりやり過ぎだ、せめて掠る程度の攻撃にしておけば...うぅ気持ち悪い、吐き気がする』


『反転!!』


シュワン!


と、ヒガンの傷が一瞬で治る。


それと同時に強奪くんに


先程までのヒガンと全く同じ傷が一瞬で付いた。


「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!痛い!!」


「ふぅ〜、君がそこまでまだ能力を奪ってなくて助かったよ」


「へ?能力を奪うですか?ご主人?」


「ぁぁぁぁ!!」


「あぁ、この少年の能力がそうだ、多分こいつが死んだらノアールの能力ももとの持ち主に戻るだろう」


「そんな能力が存在したのか...」


「うぅ、ぁぁ、ぁぁぁ!ぜっがく!いぜかいに!ぎだのに!いぜがい!いちにちめでぇ!!」


「はぁーそれにしてもうるさいですねヒガン姉ェ」


「本当、喚き散らしちゃって、しかも撒き散らしてるし」


「流石の我も思うのだが呆気なさすぎじゃないか?」


「能力強奪だからねぇ〜あまり能力者と出会わなかったんでしょう?それか、その能力を得たのが最近とか、あとその口調やめたら?」


「お、ご主人、能力が戻ってきました」


「そっか、テキトーに商人を殺して進もっか」


「賛成」



その同時刻、天界で泣き喚く少年を慰める女神が居たり居なかったり。


〜次回予告〜


「 87話、SAKANA 」

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