79話、日常の様な非日常14
「ん、お帰りなさいご主人様」
「たっだいまー」
「あ、ちょうどいいですね、今僕達のチームの名前を決めていたところなんだ、」
『まぁ、多分僕のになると思うけどね』
「ふぇー、ちなみに候補は?」
『自信満々だなノアール、』
「えーっとですね?箇条書きにして行くと、
・悪の組織 考案者:ノアール
・ヒガン親衛隊 考案者:アリス
・暁ノ空二浮カブ紅月 考案者:ルナ
・狂人集団 考案者:アルト
って感じなんだけど...やっぱり悪の組織の方がいいよね?」
「.........全部却下」
「「「「「え〜!」」」」」
「ちょ、僕の出した暁ノ空二浮カブ紅月のどこが悪いんだ!」
「全部」
「グサッ!....主にどこが...」
「長い」
「グサグサッ!」
チーン、
ルナが、グデーっと倒れる。
「る、ルナちゃーん!」
「そ、それでは...ノアールさんのダメなとこは...?」
「そのまま過ぎ」
「グハッ!」
バタンッ
今度はノアールがバタリと倒れる。
「なら、僕の悪いとこは...」
「舐めとんのか?」
「ひっ!」
「じゃあ、私の悪いとこは?」
「親衛隊してないし、して欲しくない」
「....そっか、ならこれならどう?ヒガン護衛隊なんて」
「......変わってない」
「うーん、なら適当に復讐者達とかで良いんじゃ?」
ここでアルトが案を出す。
「...捻りがない」
「ブラット・スノーで良いんじゃない?」
「どういう意味でその名前に?」
「なんか...血を雪の様に散らせて殺す...みたいな」
「うーん、と言うより頑張って名前つけなくても良いよね?」
「「「賛成」」」
結局みんなネーミングセンスが無かった。
〜次の日〜
チュンチュン!
「なぜだ...スラム街に鳥はいないはず...」
「まぁまぁ、良いじゃん朝だって分かりやすいし」
「そうかなー?」
「それじゃあ私は東地区に行ってくるから〜」
「行ってらっしゃい!なんかお土産買ってきてね」
「はいはい、分かりましたよーっと」
テクテク、
「ふふふっ、3日後にやつが私の家を襲う...なら早めに潰しておくのが一番!どんな能力かは知らないが、私が殺される未来が見えた。ならこのコンビはどうかな?」
「....何独り言を言っている」
「いいじゃないですか、あ・な・た♡」
「.....黙れ、集中しろ」
「はぁーい♡」
「........」
〜次回予告〜
「 80話、日常の様な非日常15 」
明日の12:00に投稿《予定》←〆鯖