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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
無能力の魔法使い
77/165

77話、日常の様な非日常12

いつもよりほんのちょっと長いかも?


「勝った!」


タッタッタッ、


痴女に近づく、


そして...


『〈記憶一部消去オモイデゴロシ〉、私のことを忘れて、〈精神凍結マインド・コフィン〉』


「うぅ...」


バタン、


「よし、これで依頼達成、すぐに戻って報告した方がいいかな?」


そう思い、光線加速レイ・ブーストで帰ろうとすると...


「あ、あの!助けて下さい!」


「ん?」


アルトヌスのそんな言葉が聞こえ、振り返った。


「じ、実は、魔法が使えるということを言い、しかもその魔法がとても強いとお父さんに言ったら、勘当する!って...」


「あー」

『やっぱりそうなったか〜』


「だから...」


「....私たちの旅は復讐だ、」


「っ!?」


「その復讐相手は強い、強すぎる、」


「........」


「多分今戦っても勝てはしないだろう...だから、仲間を集めている」


そうい言うと、アルトヌスが食いついてくる。


「じゃ、じゃあ!僕も連れて行って下さい!」


ここで、私は、突き飛ばす様に


「君は人を殺せるかい?」


と、言った。


すると、少しも間を開けずにアルトヌスが答える。


「殺せます」


「....そう、なら捕まって」


「へ?」

『どうゆうこと?』


「仲間として連れて行く、だから捕まって」


「っ!わ、分かりました!」


ガシッ、


「じゃあ行くよ〜〈光線加速レイ・ブースト〉!」





♢♦︎♢♦︎




カラカラカラ...


「うぅ...痛い...痛いですよ、ヒガンさん」


「私も痛いんだ、我慢しろ」


ただ今、スラム街南地区 LV 4の場所にいる。

簡単に言えば狙い通りそこに着いたのだが、着地のことを考えておらず地面に背中から着地してしまった。


「はぁー、で、ここら辺であってるのですか?」


「合ってる」


「本当ですか〜?」


アルトヌスが疑って質問してくる。


《イラっ》

「........」


テクテク、


「って、無視しないで下さーい!」


「疑うアルトが悪い、」


「なんか勝手に名前が省略されてる...でもなんか語呂いいしそれで良いや」


『良いのか...』



何だかんだ話しながらルナの家に向かって歩く。



「まぁ、その話は置いといて、どこに向かっているんです?」


「私が集めている仲間の所」


「あーそう言えば、ヒガンさんの復讐グループの名前はなんでしょう?」


「.....決めてなかった」


「な、なら、今ここで決めちゃいましょうよ!」


「みんなで集まってからの方がいい」


「うっ...」


コトン、コトン、コトン、カッ、


「アルト、着いたよ」


「ここですか〜周りと変わんねー」


「その方がいいよね?」


「まぁ、確かにそうですが...」


ガチャ、


「お邪魔しまーす!」

『さてさて、どんな所かな?』


『期待しない方がいいと...』


「.........」


「「「.........」」」

「「「こいつ誰?」」」


「新しい仲間のアルトヌス・フェルトくんどうやら能力がなくて家を勘当されたらしくとても強い恨みをフェルト家に向けているよ、あっ、ちなみに、能力の代わりにとっても強い魔法を使えるからね?戦力的には問題ないよ」


「ちょ、僕そんなにフェルト家のこと恨んd...」

『何でそんな根も葉もないことを』


「そういう事にしとけ(小声」


「そうなのか?ご主人?」


「あぁ、この中では珍しいタンクになってくれるそうだ」


「へー、どんな能...魔法?」


「こんなの【バリア】!」


アルトの前に虹色の半透明の板ができる。


「おー、殴ってみていい?」


「別に良いよ」


「分かった、〈衝撃収束パワー・ショット〉!」


バブゥゥ!!


ドォーーン!


「ひっ!」


「「「やりすぎだボケが」」」


「テヘヘ...」


「殴った瞬間物凄い風が来たぞ?!」


まぁ、そんなパンチもグググッっと衝撃を吸収してしまう【バリア】も凄いのだが...


何よりも....


「ガクガクブルブル、ガクガクブルブル」


「アルトのビビリ方が凄い...」


「ガクガクブルブル、ガクガクブルブル」


「「「同意」」」


〜次回予告〜


「 78話、日常の様な非日常13 」


明日の12時に投稿《予定》←ここ大事だと

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