7話、記憶消去とSA☆TU☆RI☆KU☆
流石に作者も暴走を始めて来ております。
「え、えーっとゴブリンの巣かと思ったら盗賊が居ましたぁ?!」
「えぇその通りです」
「え?なら大変だ!」
「いや大丈夫です」
「え?」
『ここで倒したとでも言ったら目立つに決まってる、なら....』
「強い冒険者?さんが1人で盗賊のアジトに入っていき1人で盗賊団を全滅させてました」
『必殺!架空の人物!』
「な、そんな冒険者がいたのですか?!」
「えぇ男の人でしたが...凄かったですよ〜」
『良し!うまく引っかかった!』
「そんな人が...ところで依頼の方は?」
「あぁこれですか?」
そう言ってゴブリンの耳が入っている袋を出す
これは盗賊討伐の後帰りに倒して来たのだ!
「えぇ1...2...3...4...5...6...7...8...はい、依頼ちょうどぴったりです。これでDランク冒険者ですね!冒険者登録をした人の中でもちゃんとDランク冒険者になった人は大体半分ぐらいなんですよ〜」
「え?そんなに早くランクが上がって良いんですか?」
「いやいや、最初のゴブリン依頼を達成するとDランク冒険者になれます。なので実際の所Eランクはないと思っていただいてよろしいかと」
受付嬢がそう言う
「なるほど」
「ちなみにギルドカードは勝手に表記が変わるのでもうDランク冒険者になっていますよ」
「魔法の力ってスゲー」
♢♦︎☆♦︎その夜
「さてそろそろ別の街に行きましょうか...」
『流石に岸野とヒガンを結びつける人はいないでしょうけど、追っ手がかかるのが嫌なので夜逃げのように行きましょうか、まぁ追っ手以前にみんな私のこと忘れているでしょうけど』
サササ〜
そして森の中にて、
「ガルルル!」
「あ、ちょうど良い足がいますね〈精神操作〉.....」
「がるるる〜♪」
「私を乗せて走れ」
「ガル!」
ダッダッダ!
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ヒガン・スティクス(本名 岸野 赤花)
LV 5 UP!
女 (本当は男)
能力:精神介入
・精神読み取り
・精神操作
・精神複製
・一部記憶消去NEW!
スキル
・鑑定
・隠蔽
・アイテムボックス
・潜伏 NEW!
・暗殺 NEW!
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♦︎♢♦︎♢
そのまま進んで2時間ぐらいだった時に村を見つけた。
しかしその村の住人全員が盗賊だったのだ!
「人を殺すのにもなれないといけませんしね...踏み台になって貰いますよ」
たったったっ
「ん?何でこんなとこにこんな奴が...」
『おぉーここに人が通るのも久々だからな...色々溜まってんだよなぁー』
「黒...」
「んぁ?なんてったぁ?」
「キモい、死ね」
そう言うと私はナイフを腰から勢いよく取り出して相手の脇腹に刺す。
「一撃じゃ面白くないですからね」
「ぐぁ!痛あ!」
脇腹から血が流れていく...
自分の理性も吹っ飛んでいく....
「あはっ」
「痛あ...痛い.......は?」
いきなり笑った私を震えながら見てくる相手...
「あははっ!」
「ひっ!」
相手が失禁して地面にシミを作る....
「汚いなぁ〜そんなことする奴は....ね♪」
「あ、うわああああ!!」
相手が絶叫しながら逃げる...
しかし
「よいしょ〜♪」
ブッ!
相手が転ぶ...
だが躓いた訳ではない....
彼にはもう歩くための両足がなかったのである。
「ぎ、ギャァァァァァァァァァ!!」
「あははっ、あははっアハハハハハハハハハ!!」
ナイフを転んだ男に突き刺す、
「あああああああああ!!」
「なんだ?」
「何が起こった!」
援軍が来たが、彼女の狂気に当てられて動けなくなった。
「アハハハハハハハハハッ!!」
また突き刺す、引っこ抜く、また突き刺す、引っこ抜く、また突き刺す、引っこ抜く、また突き刺す、引っこ抜く、また突き刺す、引っこ抜く、また突き刺す、引っこ抜く、また突き刺す、引っこ抜く、また突き刺す.....
次第にその男は死体となった。
「う、うわあああああ!」
「逃げろ!!」
「殺される!!」
彼女は返り血で真っ赤に染まる....
その日初めてその女は"悪魔"と呼ばれた。
〜次回予告〜
〈8話、SA☆TU☆RI☆KU☆の続き 〉
明日の12時にて投稿予定です。