68話、日常の様な非日常3
いや〜、予定にしといてよかった。
わー、わー、
「嬢ちゃん!ここ東地区の一位なんだぜ?」
「な、成る程ーそれはスゴイナー」
「それに、今回の大会の優勝賞で、能力:空間移動の能力を持つ奴隷がもらえるんだぜ!」
「なっ!」
「おっ、反応ありだねぇ〜、まぁ、そんな能力があれば逃げる時とかに使えるんだけどね〜、あればねぇ〜」
『あーあ、俺も能力使ってみてーよなー』
『....〈鑑定〉』
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オルノス・ウァルナリカ
LV 5
男
能力:【LV 15解禁 能力:世界時計】
スキル
・回避
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『...世界時計を詳しく〈鑑定〉』
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世界時計、
現在時刻に応じた攻撃が可能で、1〜3時は空間系、4〜6時は炎系、6〜7時は闇系、8〜10時は回復系、11〜14時は風系、15〜20時はバフ系、21〜23時はデバフ系、そして24時がなし。
24時の時に勝負すると勝ち目はほぼ無い。
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『こ、こいつ...出来る!』
「ん?どうした?」
「い、いや、スキル鑑定を持っている友達から聞いたのですが...レベルを上げると能力が使える様になる人がいるらしいですよ?」
「ん?どうゆう事だ嬢ちゃん?」
「なので...レベルを上げてみましょう、」
「は、はぁ?」
『ん?まさかとは思うがこれは遠回しに俺が能力を使えるということを言いたいのか?』
「そ、それでは...」
テクテク、
「うーん魔物狩りを再開してみようかな...」
♢♦︎♢♦︎
「ご主人、ここの東地区の一位の人になったんんでしたっけ?」
「んー確かそうだよね?」
「えぇ...ならいろんな人が挑戦してくるのでは?」
「いやいや、まさかそんな訳n「勝負だ!」...ワーオ」
「お前なんかがオムソンに勝てるわけが無い!」
「お、おぅ...」
「決闘を申し込む!」
「さーて、始まりました最初の防御戦、保持者 赤髪の旅人、バーサス 挑戦者 ウユル・エサムンだぁー!!」
わー、わー、
『これ...デュエル!っていった瞬間に出てくるあの人は何者なんだろう?』
「お前なんかギッタンギッタンにしてやる!」
『うわー、語彙力が...〈鑑定〉』
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ウユル・エサムン
男
LV 3
能力:微弱念力 【MAX】
・微弱念力
スキル
・寒さ耐性
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『むむむ...能力は弱い、だが油断は禁物だな』
「開始ィ!!」
「〈微弱念力〉!」
微弱くんの周りの石が浮かぶ、
そのままこちらに飛んでくる。
『〈精神支配〉、石を自分に当てろ』
『ジブンアテル』
こちらに向かって飛んできていた石がカクンッと曲がり微弱くんに当たる。
「イダッ!」
「ふっ、」
「こ、これが、これがお前の能力!相手の能力を暴走させる能力!」
『ふっ、これで自分の能力のことを自分から言うだろう...それで対策を練る!』
「私の能力は...」
『言え!言え!』
「言うと思った?」
「チッ、」
『やはりこの人強い、きっと勝てない』
『こんなこともできるかな?〈精神支配〉』
「立ち止まって!」
ピタッ、
「う、動けない!」
「よっ!」
ヒガンのパンチは溝に思いっきり入った。
〜次回予告〜
「69話、日常の様な非日常4 」
明日の12時に投稿《予定》←ここ重要