66話、日常の様な非日常1
テクテク、
ザワザワ、
「お、おい、見ろよあのダークエルフ、完全にハーレムだろ?」「や、やべえよ、絶対ハーレムだって!」
「くぅ〜!く、悔しい...」「妬ましい...」
「あ、あの〜ご主人?居心地がとっても悪いのですが...」
「我慢して」
「は、はぃ....」
「はい、それでここが冒険者ギルドですね」
その冒険者ギルドは、とても大きかった。
例えるならば、コミ○の逆三角形の部分だけを地面に置いた様な広さの、平べったい豆腐建築の建物があった。
「こ、これは...」
「四角ですね」
「えぇ、まぁ、何度見ても僕も慣れませんよ?四角いし」
「中に入って見ますか?」
「いや、やめておくよ、なんか....ね?」
「えぇ、ご主人様、やめたほうがいい気がします。なぜかは知りませんが」
「うんうん、ノアールもそう思ううy...」
ガチャ、
「あ、中は意外と狭い?いや、部屋がいっぱいあるのか?」
「「.........」」
「ん、ん?どうした?」
「い、いや〜ノアールさん、人の話はちゃんと聞いたほうがいいですね、はい、」
「ノアール、」
「な、なんでしょう?ご主人」
「なんで扉を開けt「おや!こんなところに先ほどの赤髪の女の子が!」
その時、ヒガンは察した。
『これ、絶対バトルフラグ!』
そこにはさっき厨二病と戦っていたシャボン玉男がいた。
そこから時は流れ...
「それでは決闘を開始する!」
「おう!」
「ドウシテコウナッタ」
「まぁ、元はと言えばノアールさんが扉を開けたせいなんですけど...ただ単純に運が悪かったですね」
「ぐ、ぐぬぬ...」
「よーい、」
「始まりますよ?圧倒的な感じに勝てば相手も諦めるんじゃないですか?」
「そうだね、そうして見ようか」
「始め!」
「能力発動!」
『能力発動〈精神支配〉、自分に攻撃を当てろ!』
「〈電気泡玉〉!」
『ジブンニコウゲキヲアテナケレバナラナイ、』
シャボン玉男が撃ったシャボン玉は華麗なるUターンを決めて自分に当たった。
「アババババッ!!」
『なぜ俺の技がいつの間に!』
しかし、自分の技なので少し耐性を持っていたらしくすぐに麻痺状態から回復した。
「ぐ、な、何をした!」
『一体なんだ?相手の攻撃を暴発させる能力?いや...相手の攻撃を跳ね返す能力?うーむ、分からん、が、もう一度撃てばわかるはず!〈火炎泡玉〉!』
『操作されている間の記憶はないのか...〈精神支配〉自分が撃ったシャボン玉を自分に当てろ』
「う、」
『ジブンニアテナケレバ!っ!あレ?オかしいゾ?なんでコんなこトを考えているんだ俺は!』
『ん、レジストされた...珍し〜この技をレジストするのは簡単じゃないはずなんだけどな?』
「成る程、分かったぞ!お前の能力は相手の心に干渉する能力だ!」
「ふふっ、どうかな?」
「要するにこれの心に干渉して自分で撃ったシャボン玉を自分に当てさせていたんだろ?なら答えは簡単、俺が操作をしなければいいんだ!〈爆破泡玉〉!小型化!」
『単純、だが...こんなことも出来る〈精神支配〉』
視点が一度暗転して、シャボン玉男の視点になる。
そしてそのままシャボン玉に自分から飛び込む。
ドォォーン!!
「ふっ、私の勝ち!」
〜次回予告〜
「 67話、日常の様な非日常2 」
明日の12時に投稿《予定》←ここ大事
予防じゃねぇーし、予定だし。
※以前、予定の所が予防になっていた為修正。