63話、厨二病乙
ドォォーン!!
爆発の衝撃で厨二病がバク転の様な動きになる。
「ぐっ、、」
そのまま綺麗に着地をし、そのまま後ろに3歩ほど下がる。
「ふぅー、ふぅー、.....」
「やっぱり強いなお前...」
「ふふっ、この僕が本気を出したら君の生命活動を停止させてしまうからな...手加減しているのだよ」
「ほぉ、言ってくれるじゃん、なら、俺は本気で行っちゃうよ?後悔しないでね?」
「なら、僕もリミッターを3分の2ほど解除させてもらおうかな?」
「なーるほど、どうやっても本気を出さないつもりか...なら!!」
「っ!?」
「本気を出させるまで!〈電気泡玉〉小型!!」
フワァァー、
シャボン液を拭くときにとても強く吹くと出来る、
細かいシャボン玉が大量に出る。
「ぐ、凄い弾幕だな...しかし僕の障害では無い!」
厨二病の手には、リボルバーがある。
バババッ!!
撃つ。
も、シャボン玉にあたり、軌道がずれる。
『なっ、この世界に銃はないはず...まさか彼女転生者か?!』
「なっ、アーティファクトの銃...そんなものまで再現できるのかその能力は」
『ん?なんか普通に銃は存在してそうな雰囲気?』
「あぁ、僕のこの能力は見たことがある武器を想像し、創造する...よって、見たことがある武器なら再現可能なのだ...」
「まぁ、銃が使えるだけでって感じなんだけど...」
「ふーん、僕の銃の腕前を侮っているみたいだね...〈痣移動盾〉、左腕から生える様に...〈混沌武具〉...リボルバーを銃剣に...」
ブォォン
さっきまでは普通だったリボルバーがマシンガンの様な形になりその先には剣のようなものが付いている。
左腕からには、大体肘から手首ぐらいまでが隠れる小さめの盾が付いている。
「はぁっ!」
バァン!
やはり電気泡玉にあたり軌道が変わる。
「〈爆破泡玉〉ダブル、ヒュージョン」
触れると爆発するシャボン玉が右手と左手に出てきてその2つが合体する。
「気味が悪い!」
バァン!
厨二病が相手のシャボン玉めがけて撃つ。
「〈重力泡玉〉!!」
巨大爆発シャボン玉と厨二病が撃った銃弾の間に直接出現する。
銃弾は一気に重くなり、地面に落ちる。
「ま、まじか...」
そして厨二病はうしろに何歩か下がる。
「く、くそう」
「弱いな、」
「ふふ、いいだろう、僕の奥義!〈堕天使kぎゃっ!」
厨二病の後ろに爆破泡玉が出現する...
その爆破泡玉が爆発して厨二病が前に吹っ飛ばされながらダメージを受ける。
厨二病が飛ばされる先に重力泡玉を発射する。
厨二病がそれに当たる...。
「.......っ!」
見事なコンビネーションだ。
「そのシャボン玉、自分からじゃなく他の場所から出すこともできるのか...」
『うん、あのシャボン玉男とは戦いたくないね...厨二病、お疲れ』
〜次回予告〜
「 64話、決着、そして... 」
明日の十二時に投稿してそうな雰囲気の小説です。