60話、王都ロストウェイント
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ワー、ワー、
「貴族が殺された!」
「騎士団を呼んでこい!」
「犯人を探せ!見つけたら金貨5枚だぞ!」
「だが、見た目はわかってないんだろ?探しようがねぇよ!」
「盛り上がってますねご主人様(小声」
「あぁ、ここからは早急に逃げたほうがいいな...しかし移動手段がない、逃げ出す時の計画を立ててなかった...」
「あ、ならご主人、能力を使っちゃえば良いんじゃないです?」
「いや、でも...あー、ノアールの方向加速なら出来るか...」
「えぇ、あと、あの空飛ぶ奴に背後を取られた時に使ってたあの技でもできませんか?」
「あれか...よし、そうと決まれば早速始めようか、今隠れている路地裏にもいつ誰がくるか分かったもんじゃないからね」
「でもご主人様、どうするのさ」
「こうする、3人でハグをして」
「「は、はぁー、」」
ガシッ、
「それじゃあ行くよー」
ヒガンはノアールとアリスを抱えたまま後ろに倒れこむ、
「口塞げよー〈光線加速〉!」
ドーンッ!
ヒガン、ノアール、アリスが大体80°ぐらいの角度で上昇する。
しかし、ヒガンの光線加速は、一瞬だけ速度を上げるタイプの加速、よって、150mほど上昇したところでスピードが弱まり始め200mが最高到達地点になった。
「ご、ご主人!この後は!」
「んなもん適当な方向にこのまま進むんだよ!」
「ご主人様!どうやるんです?」
「私の背中を前にして方向加速しろ!早く!」
「で、でも止まれな...分かりました、ご主人を信じます!〈方向加速〉!!」
ヒュン、
3人は瞬間移動でもしたかの様に消えて居なくなった。
「ぐ、5...4...3...2...1...0...今っ!〈光線加速〉!」
ノアールの方向加速で加速してから5秒後に光線加速を使いそのスピードを相殺した。
動きが止まり、身体が落下して行く。
「それでこの後はどうするんですか?ご主人」
「そこに気づくとは...やはり天才か!」
「そこには、みんな気づきますよ!そんな冗談言ってないこの状況を!なんとかしてください!」
「いや、冗談抜きでノープラン、」
「「もう!ご主人(様)なんて嫌いだ!」」
ザブーン、
「「「ぶくぶくぶく!!」」」
少女休憩中、 Now loading...
「はぁー運良く池があって助かりましたね...」
「これも計画通r 」
「な訳ないですよ、ご主人」
「ですよねー」
「所でここはどこか分かります?」
「さぁ?この話のサブタイトルに書いてあるからロストウェイントじゃ無いの〜?」
「「.......」」
「ん、ん?ど、どうしたの?ノアール、ご主人様、」
「「ナイス!」」
あの後、池の近くで休憩していると、とある男の子がやってくる。
「な、なぜこの場所を知っていんだ」
「何故って...ねぇ?」
「あぁ、なるほど、笑いに来たんだね、強い能力者の家系に生まれたのに全く能力を持っていない僕のことを!!」
『なんで!僕は何も悪いことをしてないのに!なんで!』
「っ!」
『本当か?〈鑑定〉』
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アルトヌス・フェルト
男
LV 20
能力:なし
スキル
・雷属性魔法《2》
・幻惑魔法《3》
・結界魔法
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『こ、こいつ...転生者じゃ無いよな?』
「ま、魔法ってのは使った事はあるの?」
「あ、ありません...父が魔法なんで邪道だ!時代は能力だ!と言い使わせてくれませんでした...それに魔法の基本、火属性魔法を使って見ましたが全然反応しません...ですがいつかは使えると思い秘密に特訓を.....」
「ならさ!私、スキル、鑑定を持ってるんだけど、君を鑑定して見たら、雷属性魔法と幻惑魔法と結界魔法に適性があるみたいなんだよね」
「へ?火属性魔法も使えない様な落ちこぼれが...そんなすごい属性なんて...あれ?【サンダー】」
バチバチッ!!
「「「おぉー」」」
彼が直感で唱えた呪文は彼の指先から雷を発射した。
〜次回予告〜
「 61話、スタイリッシュ魔法訓練 」
明日の十二時に投稿〜
【ハートキャッチ....】
ヒガン「私たちは!」
アリス「私たちは!」
ノアール「わ、僕たちは...」
全員「プリキュ...」
カリントウ「言わせないよ」