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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
ヤンデレ貴族の恋心
49/165

49話、アリスとノアール5


ゲメルレ戦の後、少し歩くと物音がする。


「ん?ちょっとノアール、ここの扉から声が聞こえる」


「そう?どれどれ〜、」


「はぁー、遅い!罰ゲームで倉庫の掃除に行かせたゲメルレがめっちゃ遅い!」


「い、いや〜副団長のことですからねぇ〜きっとどこかで " ふふっ面白いですねぇ〜、楽しいですねぇ〜ふふふっ " とか言ってるに違いありませんよ!」


「あぁ、それは当たりだな!」


「「「「ははははははははは!!」」」」


「凄い陽気な方々ですね」


「本当、」


「ですが...あの全員を相手にはできません、この部屋は無視しましょう」


テクテクテク、


「あ、私、ちょっとお花を摘みに行ってきますね」


「おう!トイレか、良し!クユホ、行ってこい」


「で、デリカシーを...まぁ良いです、行ってきますね」


コトン、コトン、コトン、




〜ヒガン視点〜




『はぁーもう我慢出来ない!これ以上主人公が登場しなくてどうすんのさ!』


ダッダッダッ!!


精神操作などを駆使し、門番などを簡単に抜けて豪邸に着いた。


「うーむ、これがノアールたちが入った場所...私も行こう!だけど...ノアールたちはきっと一階から入っているはずだから、私は二階から!」




《この時、二階からでは無く一階から行っていればあの歴史は変えられたのかもしれない》




ガシッ!


窓の縁を掴む


「うんしょ、よいぃ......しょ!」


二階に上がり、


「わたしは二階から行く!」


ガラガラ〜


窓ガラスを開けて中に入る。


「あースッキリしました〜さて戻りますか」


そして......



「なっ!」


「わぁっ!」


水色髪、青目の高校生ぐらいの女の子クユホとばったり出会った。



「なっ、なんでこんなところにいるのかなぁ?」

『うーん、侵入者?いやいや、こんな子供が...』


『こ、ここは首を傾げたりとかをしていれば...』

「ん?」


ヒガンは首をかしげる。


「で、ですよねぇ〜」


『この人も?〈鑑定〉』



________________________________________


クユホ・フリージアー



LV 42



能力:瞬間凍結フリーズ


水分凍結アイス

筋肉凍結ボディー・フリーズ

氷塊創造ビッグ・アイスブロック

凍氷針投スロー・アイススピアー

地面凍結アース・フリーズ


スキル


・寒さ耐性

・身体強化


________________________________________


『氷系能力者...なのか?なんか違う気がする』


全く違う、何故なら"凍結"なのだから、全くもって"氷創"能力では無いのだから...,


『いや、でも二階の窓から入ってきたから一様侵入者として外に出してあげよう、もしかしたらかくれんぼで隠れる場所を探してたとかがあるかもしれない』


コトン、コトン、コトン、


「おーい!クユホ!遅いぞ!訓練始まるぞ〜!」

『何故か底しれぬ嫌な予感が...』


『誰か来る...〈鑑定〉』



________________________________________


スケルノー・エコユヌ



LV 40 【MAX】


能力:数秒飛翔フライ


五秒飛翔ファイブ・フライ

十秒飛翔テン・フライ

百秒飛翔ハンドレッド・フライ

《奥義》

甲殻類飛翔エビ・フライ


スキル


・剣術

・風属性魔法

・魔法剣式剣術

・危機察知

・危険人物察知


________________________________________



『エビフライって....』


「っ!!おい!クユホ!!その赤い小娘から離れろ!!」


「!?」


ダッ!


クユホは反射的にヒガンと距離を取る。


だが少し正気に戻り...


「スケルノー団長、何故このような子供に警戒する必要がある?」


「感だ!」


『感かよ!びっくりした〜』


『感か...団長の感はほぼ的中だ、何かあの子供に何かあるのだろうか?』


『チッ、危険人物察知か...』


「あ、あの〜、でも子供ですよね?」


そう答えるとスケルノーは真面目なトーンになり、


「いや、本当だ奴は普通に十五人以上の人を殺している、その中には罪の無い者までいる」

『危険人物察知にこんな能力があったのは知っていたが使うのは初めてだ...』


『うーん、これは地面を凍らせて足止めをしたほうがいいのかな?だけど効果範囲が5m...なのがちょっときついな』

「〈地面凍結アース・フリーズ〉!


そしてヒガンは瞬時にクユホの周り5mから出る。


「や、やはり、おいクユホ!奴は子供に乗り移った悪魔とでも思って戦え!そうしないとやられるぞ!」

『まさかあの技を初見で避けるとは...まるで事前に知っていただきほど先読みができる....勝ち目は薄いな』


〜次回予告〜


「 50話、アリスとノアール+α 6 」


明日の12時までには投稿しますよ?


「な、なんで+αなの?!私一様主人公だよ!?」

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