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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
ヤンデレ貴族の恋心
45/165

45話、アリスとノアール1


「それで...アリス?」


「どうしたの?」


「いや、さっきの感じ悪い貴族の家に入るんだよね?」


「うん!そうだけど?」


自信満々に答える。


「どこにあるか知ってるの?」


「えぇ!もちろん!何せあのゴミメーデとはもともと知り合いだもの...」


「そう言うことか...じゃあご主人!行ってきまーす!」


「行ってらっしゃーい!」

『あぁ、これから何話ぐらい私が出ないんだろう...やだなぁ〜きっとこれから6話ぐらいはノアールが主人公の作品に...』


「ご主人?どうしました?」


「い、いや、なんでもない」


「ノアール、行こ?」


「うん!わかったよアリス!」


『なんかあの二人いい雰囲気なんだが.....気のせいか』



奴隷移動中、Now loading...



「それで...ここがそのメーデ?とか言う貴族の家な訳なの?アリス?」


「そ、ここがあのゴミメーデの家、火を付けてもいいけどそれじゃあ面白くない」


「て事は、」


「そう、直接殺す!」


「では行きましょうか!アリス!」


「えぇ!」



ダッダッダッ、



メーデの家の庭に入る。


「うーん、潜入できそうなところがないですね...」


「大丈夫、メーデの家はいつも一階、端の倉庫の窓を開けておくから」


「そんなことまで調べていたのですか」


「えぇ、だから大丈夫よ」


そしてアリスとノアールが倉庫の窓を目指す。


すると、騎士が庭を巡回していた。


「むむむ...警備が分厚くなってますね」


「どうする?殺す?」


「いや、ああ言う巡回は、殺された時になんかの魔力を発信する装置見たいのを付けているのよ、だから殺したはバレるわ」


「そんなものが...あ、ならその装置見たいのを壊すのは?」


「それは...その装置は腕についてるあの腕輪見たいのだから壊せるかもだけど...遠いわよ?」


その時巡回は15mほど離れていた。


「このぐらいなら余裕〜」


ノアールは庭に落ちていた石を拾って投げる。


「そ、そんなもので届くわけないじゃない!」


「大丈夫、〈方向加速ベクトル・ブースト〉、」


するとノアールが投げた石がものすごい速さになる。


「こ、これなら、って、ノアール!ちょっとずれてない?」


「これも大丈夫、〈方向変更ベクトル・チェンジ〉、90°...90°!」


そう、叫ぶと石が一度直角に右に曲がりそして直ぐに左に直角に曲がった。


そして、


パリンッ!


「っ!な、なんだ?!」


「いまだ!アリス!」


「わかったわ、嫉妬ダークネス、」


アリスの足元から黒い影が出て巡回していた騎士の足元まで行き、その黒い影が騎士を飲み込んでしまった。


「投げ飛ばせ!」


そう叫ぶと真っ黒くなった騎士がものすごい勢いで飛んで行った。


「............」


「どうしたの?早く行くよ?ノアール!」


「っは!ごめん!」


「はぁーしっかりしてよね?」




♢♢♦︎♦︎




倉庫に入った途端に顔に蜘蛛の巣が引っかかってきた。


「うわ!」


「ん?大丈夫?」


「だ、大丈夫です」


「そ、なら良かった」


コトン、コトン、


「ん、足音が近づいている...」


「ですね」


「良し、まずは使用人と思われる足音の正体を殺してから潜入だ!」


「分かりました!」


〜次回予告〜


「46話、アリスとノアール2 」


明日の12時に投稿します。

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