37話、決戦!エルフの里1
「ん?おや?この見た目は...なるほど、この子は貴女の妹さんでしたか」
「........違う」
『だが何でこの見た目と同じなんだ?〈鑑定〉』
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ローズ・エルュウ 〔洗脳〕〔廃人〕
女
LV 25
能力:赤色光線
・通常光線
・複数光線
・極太光線
・光線飛行
・固定砲台
スキル
・我慢
・火属性魔法
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『び、ビーム系統で心が読めない...勝てる気がしない』
「撃て!」
「...........〈複数光線〉」
『《ザザッ、ザザザザ》』
『使うしかない、〈精神暴走〉!』
ピュンピュン!!
精神暴走を使ってもビームの速さはゆっくり石を投げたレベルまでしか下がらなかった。
「危な!」
ビームを避ける。
しかし、
「〈方向変更〉95°...」
カクンッ、
ビームの飛ぶ向きがヒガンの方に向く。
「なっ!」
バッ!
「イギャャ!!」
両足、両腕にビームが当たり風穴が開く。
「あああああ!!」
「ふ、」
「ああああああ!!!!」
「ははっ、このぐらい余裕ですね!」
「ああぁ、あぁ、ぁぁ」
「む、痛みに慣れてきたようですね...撃て!」
「〈通常光線〉、」
光線がお腹に当たる。
「ああぁぁあぁ、!!」
『痛い、痛い、い、っ!か、かか〈鑑定〉、』
その時、無意識か、故意か、なぜか自分に鑑定をした。
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ヒガン・スティクス
女(本当は男)
LV 30
能力:精神介入
・精神支配 【Power up】
・精神読み取り
・精神暴走
・精神複製
・記憶消去 【Power up】
・精神防御
《奥義》
・身体強奪 【NEW】
スキル
・鑑定
・アイテムボックス
・潜伏
・暗殺
・身体強化《2》
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「あぁ、、身体強化《2》!」
「ははっ、苦し紛れですか?その身体で身体強化なんて使ったら身体が壊れますよ?ましてや《2》何て...」
「.........知ってる」
『うぅ、痛い、まだ痛い、』
ドォン!!
グジャ!
ヒガンが前にジャンプする、
両足が破裂するように無くなる。
「うぐ、」
『痛ぁぁ!』
「撃て!」
『何をする気だ?』
「〈通常光線〉、」
ピュン!
そのビームを左手で受け止める、
が、左手は無くなる。
四肢、残り右手のみ。
そして残りの右手をローズの肩に触れて叫ぶ、
「〈身体強奪〉!」
その瞬間、視界が暗転する。
♢♦︎♢♦︎
【肉体を精神体に変更します】
【実行中...実行中...】
【変更が完了しました】
【精神体を別の肉体に移動させます】
【実行中...実行中...実行中...実行中...】
【受け取り側に精神体を確認できないため、肉体操作の主導権をネーム:ヒガン が、握りました】
【精神体と肉体の融合を開始】
【実行中...実行中...実行中...実行中...実行中】
【失敗しました】
【再度実行します】
【実行中...実行中...実行中...実行中...実行中...実行中......実行中......実行中】
【成功しました】
【しかし失敗の影響で第二能力の一部が失われました】
【受け取り側にエラーコード0034を確認。自動で能力〈精神防御〉を起動させます】
【実行完了、状態を気絶から通常に戻します】
〜次回予告〜
「 38話、決戦!エルフの里2 」
明日の12時に投稿予定
主人公の能力の中に精神複製が抜けていることに気づいた今日この頃。