35話、戦闘!エルフの里5
嫌な予感を感じ、すごい速さでノアールが後ろに下がる。
すると...
そのには、とても女の人が持てないであろう大剣を軽々と振り回しているノアールの姉、ディルネミアがいた。
「な、」
『お姉ちゃんが???は?どういう事?意味分かんないよ!?』
ノアールは理解はしていたが、身体が姉の放った言葉を理解しようとしていなかった。
「チッ、外した」
『あぁ...〈鑑定〉、お姉ちゃん』
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ディルネミア・エテメング
女
LV 40 【MAX】
能力:状態悪化 【MAX】
・毒物悪化
・切傷悪化
・武器悪化
・魔法悪化
《奥義》
・五感悪化
スキル
・危険察知
・身体強化《2》
・水属性精霊魔法式近距離格闘術
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『っ!身体強化《2》.....まじで?』
説明しよう!
この、《2》と言うのは、簡単に言えば《2》なら普通のスキルより、ニ倍効果がある。
そのため、もし《3》があったら三倍ということだ。
今まで出てこなかったのはこの《2》とかがついている時点でほぼその章のラスボス決定だからだ。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!【ウォーターボール】!」
ホワァーン
『な、何これ?』
ディルネミアの周りが青く光り、球になる。その球がノアールの周りに来ると、
「ウォーターボールから、【ウォータージェット】を一斉射出!!」
ビシィィィィィ!!!
勿論ノアールは、
「〈方向転換〉、30°、90°、120°、180°!!」
放出されたウォータージェットを全部の方向を変えてディルネミアの方へ飛ばす。
バァァーン!!
しかしそこにはしっかりと地に足をつけているディルネミアが立っていた。
「ヘぇ〜、相手の攻撃を跳ね返す技かぁ〜でも残念、一様あれは私の技でまだ私の支配下にある魔法だったと言えばわかるはず」
「...........」
『ウォータージェットの方向を操作できるの?』
「だけど...残念ながら私の勝ちね」
「は?....っ!!」
いきなり足に傷が出来る。
いや、足の傷が悪化する。
「ぅ、ぁ、グ.........」
「まだ痛くなるわよ」
「ぅ、ぁぁぁぁぁ!!」
「死ね!」
大剣を大きく振りかぶり、ノアールに振り下ろした。
そこに、
ダッダッダッ!
ガギンッ!
ナイフで大剣を受け流す。
「ぐ、お、重い....」
「っ!」
「に、人間!」
『この程度なら私でも余裕ね』
「............」
『ほぅ、この程度か...ふふっ』
「死ね!」
『大剣を思いっきり脇腹に叩き込んでやるわ!』
『そこ程度なら回避は余裕ですよ〜』
体を捻り、大剣の上をジャンプして飛び越える。
『なっ、なんでバカな行動、しかし避けられている...』
着地をする。
そして、
「スキル、身体強化発動!」
赤色のオーラがヒガンを包み込む。
「はいっ!これで貴方はおしまい」
「は?」
『何言ってんの?この真っ赤な人は、』
※ヒガンの見た目は、赤目赤髪。そこに少なく無い返り血を浴びている。
『う、確かに真っ赤かも...』
「その程度で私に叶うとでも思っているのかしら?」
「いいや、違うね、思ってないよ、」
「じゃあ何?」
「特別に教えてあげる、この身体強化は何かの速度を上げるためよ」
〜次回予告〜
「36話、戦闘!エルフの里6」
明日に投稿予定ー!