34話、戦闘!エルフの里4
「さて、無為徒食野郎はぶっ殺したが...結構集まって来てるな...」
「あの、」
「ん?どうした?」
「い、いや、僕と一旦別れて行動しませんか?」
『最後に両親に会いたいから...って、この声ご主人聞こえるんだった!』
「いや?良いよ?」
『多分両親と会えば...両親に拒絶されて発狂とかするんじゃ無いか?』
久々に狂気が心を支配する。
「い、良いんですか?!」
『本当に?』
「あぁ、」
「分かりました!行って来ます!」
『そうだ!ノアールの見た目を元のエルフの見た目に見えるようにしておけば...ふふ、これで面白いことが起こるはず、』
そして、ヒガンは存在を久々に思い出したスキル:隠密を発動する。
♦︎♢♦︎♦︎〜視点変更〜〔ノアール〕
走る、2ヶ月前まで過ごしていた場所を、
走る、
走る
走る
走る
走る
そして、
「はぁー、はぁー、はぁー、こ、こは、広場?」
エルフの里には所々に広場があり、そこがエルフの子供達の遊び場になっていた。
《おーい!○○○!来なさい!》
《お、お姉ちゃん....疲れた.....》
《はぁー、男の癖にだらしないわね、さて、遊ぶわよ!》
「...........」
そこから少し歩くと、とあるお店屋さんの前に着く。
《ん?○○○○○、もしかしてお使い?偉いね〜》
《うん!○○○お姉さん!あ、キノコを3つ!》
《うん、分かったよ〜、あ、そうだ、最近私ね?能力が目覚めたの!確か..." 万物接触 "だったかしらね?》
《おーい、○○○!》
《い、今行きます!ごめんね?話はまた後で》
ダッダダッダッ!
「..........」
「皆さん!人間がこの里に入ってきました、自分ができることをして最善を尽くしてください!その人間はとても強いですから油断せずに!」
『何か聞こえる』
周りのエルフが弓などを持ちご主人がいる方向に走っていく。
「そこの貴方」
「 !? 」
「何故ここにいるの?」
「何故って...........お姉ちゃん、」
「その言い方で呼ばないで、気分が悪い」
「......え?」
「自分は売られたって気づいてないの?」
「...........」
「近所の人たちと話し合って決めたのよ、でも戻ってきたのならまた売れば良いわね」
「..........あ」
「まさか、なんか良いことを言ってくれるとでも思っていたのかしら?もしそうなら無様よ?」
「......い、いや、」
「そ、なら力尽くでどう?」
「?!」
〜次回予告〜
「35話、戦闘!エルフの里5」
明日に投稿頑張る。
なんかいつの間にか
PV数が5000を超えているのですが...
(正確には5024PV)