29話、中継地点エユテフ 6 (この話の途中でエユテフを出るのでサブタイトルを少し変えたほうがいいと思った今日この頃)
遅れてすみませんでした。
いくら家庭の事情とは言え今後無い様に頑張ってみたいと、思います。
※完全に頑張るとは、言ってない。
ラインハルトを暗殺した後、自分の姿をヒガンに変えてノアールがとっているはずの宿屋に行く。
カラン、カラン、
「はーい、お客様は何名ですか?」
「あ、もう入っているかも...」
「もしかして奴隷、ノアールの主人の方ですか?」
「えぇ、まぁ、」
「....分かりました、こちらです」
宿屋の店員さんが二階に案内する。
「こちらです」
そこを見ると204と、書かれた扉があった。
「案内ありがとうございます」
「いえいえ、」
そして宿屋の店員が一階に戻って行く。
「どんな部屋かな〜」
ガチャ、
その中にはノアールと、藁のベットが二つあるだけだった。
「うーん微妙」
「そうですか?ご主人?」
ノアールは床に正座のような形で座っている。
「まぁいいけど」
藁のベットに座る。
「あ、あの〜」
「ん?どうしたの?」
「ベット使っていいですか?」
「あぁ、いいけど」
そんなやり取りの後、
「暗殺ギルドで何をしていたのですか?」
「うーん...運動かな?」
「成る程、運動と言うことですね」
『成る程、暗殺と言うことですね』
「...........うん、あってる」
そんなやり取りの後、二人とも疲れていたのか5分ほどで寝てしまった。
♦︎♢♦︎♢
アルフとイルネには、一部記憶消去をかけてノーミクスもといラインハルトのことを忘れてもらった。
「う〜ん、明日でえーっと...」
『あれ?名前ど忘れした、なんだっけ?』
「ヒガンです」
「あぁ、そうだ、そうだ、明日でヒガンとお別れか」
「ん?明日?」
「あれ?ルーリ村に行くんだろ?その村明日に着くはずだからさ」
「ああ、明日に着くのか...」
「ん?何処にですか?」
「ルーリ村、」
「.............」ビクッ!
『エルフの里の近くの村...』
「そ、明日だって」
「...........」
『...........』
ノアールは黙ってしまう。
「ん、まぁ、永遠の別れじゃないんだからさ、またいつか会えるって!」
「え、えぇ、まぁ、そうですね」
「元気出せよ、」
こうしてエユテフを出て1日目が終わろうとしていた。
〜二日目〜
「ガウガウッ!!」
「いーよっ!」
「ガウガウ、、キャイン!!」
「ふぅ、そちらは?」
「このぐらい余裕だ!」
「アルフと同じよ!」
ただいま2回目ぐらいの魔物の襲撃の最中である。
「ふぅ、この調子ならちょっと早く着きそうだな...」
アルフが呟く。
「あ、そう言えばサブカードの交換してなかったわね」
「サブカード?」
「あ!そう言えば!したと思ってたな、」
「あ、あの〜サブカードって何です?」
「ああ、サブカードと言うのは自分の冒険者カードから発行できるカードの事で"C"ランク以上の冒険者にしか使えないんだか、そのサブカードを登録しているといつでも連絡が取れるって言う便利な機能だ」
「え?....」
冒険者カードを取り出してみる。
するとDランクカードだったはずのカードがCランクカードになっていた。
『そう言えば勝手にランクアップが行われると聞いたな...』
「え、えーっと...《サブカード》?」
冒険者カードを持ちながらそう言うといきなり冒険者カードから一回り小さなカードが出てきた。
「これで良いんですか?」
サブカードを差し出す。
「ああ、これで良い」
「あ、私にも頂戴!」
この行いが後に不幸を呼ぶことになるとは、この時のヒガンは思いもしなかったのだった。
その後イルネにもサブカードを差し出した後に無事、ルーリ村についたのだった。
「ありがとうございました!」
「また会おうぜ!」
「えぇそうね、」
そんなこんなでアルフとイルネに別れを告げてルーリ村に歩き出すのだった。
〜次回予告〜
「 エルフの里に一番近い村 」
9月3日12時に投稿できないかもしれない...心配
【サブカード...】
ヒガン「サブカードって他に使い道無いんですか?」
アルフ「うーん...後は投げて攻撃とか?」
ヒガン「あ〜....成る程...無いわけですね」
イルネ「いーよっ!」←サブカード投げてる
バァァァーン!!
ゴブリン「ギャガヤゴヤガヤ!!!」←頭に直撃
ヒガン&アルフ「............」←ハイライトが消えてる