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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
再来の街
160/165

160話、タイムトラベラー3

出来ませんでした...まぁ、同じ能力同士でしかも同じ人で、記憶が残っている人とそうでない人が入り乱れている状態の場合、物凄い戦闘シーンのネタがなくなって来てほぼ底をつきましたね、はい。


あっ、あと一部グロ注意ですね、まぁ、ここまで読んでくれている人なら多分大丈夫でしょう。


『うーん...強いなぁ、何時もなら二回目で倒せているはずなのに...最初に何かしちゃったからかな?とりあえずなにもせずに言ってみようか...』


『...もしこれでまた違う動きをしたら怪しまれる気がする...なら出来る限り同じようなセリフを言えばだいたい展開は同じになるはずだ、そして今まで通りと思い、油断した所を...いや、殺してもまた自動的に戻されるだけ...か?』


「ん?どうしましたご主人?」


「い、いや、何でもない...」


『良々、さっきと会話は同じだ...』


そう言うと、相手はいきなり何でも吸い込む白色の球体を出してくる。


「最初から飛ばしますよぉ!!」

『吸引モード!!5m!!』


「っ!?ど、どうします?ご主人...流石に吸い込まれている状態で跳ね返せるとは到底思えません...」


「あぁ...いや、そうだ、私の堕天使化の黒ノ神槍を直接当てればいい!」

『早速っ!〈堕天使化ダークネス・エンジェル〉!!』


ルナから黒く大きな羽が生えて空を飛ぶ、


「ふふふっ、成る程ねぇ...」

『ここまで同じ...』


『〈黒ノ神槍ダーク・グングニル〉!』


バヂッ!、バチバチッ!!


紫電が大量に発生する槍がルナの右手に生み出される。


『うんうん、ちゃんと予定調和してるねー』


「ハァッ!!」


ルナが相手に向かって思いっきり投げる。


すると相手が左手を槍に向け伸ばし、じっとその方向を見つめる。


『〈時間回帰タイム・リセット〉!付与、あの槍』


そのまま眠たそうな目を右手で擦りながら能力を発動させる。


すると相手に向かって飛んでいた槍がまるで時空の狭間に入り込んだかのように消える。


「「っ!?」」

『え?なに...』


『あぁ、これでいい...それでいつ攻撃を仕掛けるかだが...』


「ニヤリッ...」

『さて、何処からなら予測できるのかな?』


『...いや、ここだ!ここで相手が油断をしている時に攻撃をして...声に出したり頭で考えて能力を発動できないように頭を優先的に攻撃すれば...時間回帰タイム・リセットを回避できるかもしれない...』


『1人...あの黒髪を...いや、ここまで再現する必要はないな』


「ルナッ!!」


そう叫び後ろを振り返ると、ルナのすぐ後ろに白色の球体が浮かんでいるのが見える。


『ここで!〈透明物質インベシブル・マテリアル〉!!アイツの両目を貫いて脳も一緒に貫通させろ!!』


グチャァ...


「え?ああああぁぁぁぁ!!!!」

『〈傷口回帰ダメージ・リセット〉ォォォォォ!!!!』


しかし、肉体が戻ったとしてもそこにはまだ透明物質が存在している。


残念なことに、復元された肉体は透明物質を押しのけて治ることはできないらしく、一瞬だけ治ってすぐに戻るというのを繰り返している。


どうやら能力は完全に治るまで発動し続けるらしく、両目を貫かれる痛みを5秒に一回体験している。


「あああぁぁぁ...」

『イタイ...』


ジョバババ...


あまりの痛みに失禁して、能力の発動が終わる。


しかし、自分にとって嫌な声が聞こえ始める。


『【能力をオート発動させます】』






『【検証中...検証中...検証中...検証中...検証中...検証中...成功いたしました】』






『【では、能力、〈時間回帰タイム・リセット〉をオート発動させます】』






『【目的時間思考中...編集点を発見、自動的にここを目的時間と断定、発動します】』


ググググググググッ!!


「痛い、痛い...ふぇ?」


〜次回予告〜

「161話、タイムトラベラー4」

明日か、明後日に投稿します。

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