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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
再来の街
157/165

157話、フリュークバトルロイヤル24


「と、言うよりも...あっけない最後だったな」


「えぇ、あそこで滑ってくれなかったら多分僕ら殺されてますし」


「まぁ、結果オーライだね!」


そう話しながら前を向き、一際大きな扉を開きその先にあった物凄い長い階段を上る。


どうやらこの階段は王の間に続いてゆく階段のようだ。


「...うーん、なんか嫌な予感がするなぁ...」

『邪気眼が疼くと言うか...』


「邪気眼ねぇ...まぁ、結構ルナの感はよく当たるしね、でもそう言うことを言うと...」


「あー、もうだめだ、この階段の途中で戦闘になるパターンだ僕知ってるからね、こう言うのフラグって言うんだよね?」


そんな下らない話をしながら階段を上る。


まだ先は見えてこない。


「...まって?これ同じところをぐるぐるしてない?」


ノアールがどこかで聞いたことあるようなセリフを言う。


「いや、流石にもうアイツは出しゃばってこないでしょ」


そう言いながら私とノアールは路地裏のことを思い出す。


「ん?なんのことだ?以前そんな敵がいたのか?」


だが、その時倒れていたルナはよく分かっていない。


コトン、コトン、


「うーん...あっ、見えた見えた!アレがゴールだ!」


ノアールが待ちきれず走って階段を登り始める。


「ちょ、ノアール?...っ!?その扉に触れるな!」

『邪気眼がそこにトラップがあると告げているッ!?』


ピタッ...


「っ...!」


ノアールが扉に触るスレスレで止まり、後ろに一歩下がる。


止まったノアールのすぐ側に私とルナの2人も到着する。


「ルナ、ここがどんなトラップか分かる?」


「いや...そこまでは...いや?待てよ?分かった、この扉自体にトラップは無い、だが...向こう側に何かあるんだこれは」


「...ゴクリッ」


ノアールが唾を飲み込む。


「良いでしょう、僕が開けます...もし何か飛んできても跳ね返せますし...」



ガシッ、



扉のドアノブを握る。



ガチャッ!



捻る。




ギィィィ...


扉を徐々に開けて行き、3人で頭だけ出して中の部屋を覗く。


「「「.........」」」


その先には何も無い、


ただ、誰も座っていない玉座が1つ奥の方に佇んでいた。


その玉座までの道のりには赤いカーペットが敷かれており、カーペットの両脇には騎士の鎧が飾られている。


「多分その扉から出た瞬間の床が抜ける...感圧式だとおもうから何か適当なものを...」


「...オリャッ!」

『〈方向加速ベクトル・ブースト〉!!付与、床!真下に!』


ドォォォーーン!!



ドォォーーン!



どぉぉーん!




ドサッ、



音が反響して何回も聞こえてくる。


「...今のすごく深いよね?」


「えぇ...落ちたら一たまりもなさそう」


「ですね...」


出来上がった穴を飛び越えて私とノアールとルナは玉座の間に入る。




「待っていましたよ...」


「「「っ!?」」」


〜次回予告〜

「 158話、タイムトラベラー1 」

明日に投稿したいな...

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