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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
再来の街
154/165

154話、フリュークバトルロイヤル21

うぅ...今回の戦いは長くなりそうだぞ...ネタが被らないようにするのも大変だぁ...


コトン、コトン、


「ふぁ〜ぁご主人、つまんないですよ...ここの警備ザル過ぎません?」

『あー、眠い...』


「うーん、確かに怖いぐらいに静か...」

『それにしても今までの喋り方のほうがいいのか?それともこの喋り方のほうがいいのか?...我はルナ...うーん、違うな、我が名はルナ...』


『...それいつも暇なときに考えているのね』


そう言いながら城の廊下を歩く。


するといきなりルナが、


「っ!?何かくるぞ!!」


「「っ...」」


ルナがそう叫ぶと、いきなり目の前がモノクロになる。


「「「っ!?」」」


いきなりの出来事に辺りを見渡す3人、


すると目の前に、色の付いた・・・・・鎧を着ている色の付いた・・・・・騎士のような人がいる。


「俺の名はヌコツオネユ...孤児院から今の騎士団長にスカウトされた時に付けられた名前...正直言って覚えにくいし言い難いしとにかくセンスのない名前だが...今となってはこれがとても大事な思い出だ...」


「チッ、騎士団長を殺したことが伝わっていたのか?情報伝達が早すぎるな...」


「あぁ、とても良い奴がいるからな...」

『やはり、あのガセネタ野郎もこの非常時には嘘をつかなかったか...悪い冗談の方が良いと感じるなんてな、ハハッ......クソッタレが!!』


私は左足を一歩前に踏み出す。


ドスッ...


「...俺は物凄く怒っている、かつてないほどにな...それ以上近づくとどうなるかわからないぞ?降参なら言ってくれ、楽に殺してやるからよ」


空気が一気に重くなる。


「ふっ、その程度の脅しで...ここまで来て...君を殺さないとでも言うのかぁぁ!?」


「えぇ、その通りですよご主人、やってやりましょう...」


そう返事を返し、お互い見合う。


「はっ!」


一番最初に動いたのはご主人だった。


『〈透明物質インベシブル・マテリアル〉!勢い良く針五本で四肢と脳天をブチ抜け!!』


「.........」


「.........?」


何度見ても相手の四肢と脳天に穴が開いていない。


「は?なぜ?」


「ふ、貴様が何をしたか分からんが、無駄だ」

『この灰色世界アッシュ・ワールドは全ての色をなくす、だが自分自身の色は残り好きなように色を変えることができる、赤色にすれば熱くなる、青色にすれば冷たくなる、黄色にすれば...このようにな、そんな能力で、欠点といえば...使った相手は灰色にならないってことぐらいで後は最強の能力だな』


『...無理じゃね?』


「ご主人のアレが効かないなら!」

『〈方向加速ベクトル・ブースト〉!!』


バビューーン!!


ノアールが相手に向かって高速移動する。


だが...


ビチャ、


ピタッ、


「ゴキュヴァ!!」


いきなりノアールのお腹が灰色になり、お腹だけ・・・・が止まり、腹パンのような衝撃を受ける。


「うっ...ぁヴェァ!」


血反吐を思いっきり吐く。


ジュワァァァァ......


血反吐が落ちた床がまるで超高温で熱されたかのように溶けてゆく。


「っ、って事は攻撃され、血を流した時点でもう終わりじゃないか...」


「な、なぜだ?ごしゅ...ヒガン」

『やはりこう言う真面目な時は本名の方が良いだろう...』


「ん、剣で切られるとそこから血が出るよな?で、この世界ではなぜか知らんが血や赤色は超高温になるようだ、要するに傷口から出た血液がものすごく熱いと言う事だ...」


そう言うとルナは肩を震わせて、


「って事は...1発でも当たったらアウト?」


「そう、アウト」


「うっ...このぐらい大丈夫ですよ...まだ空中に浮いてますが多少なら援護できます、2人で行っちゃってください」

『後、これを聞かれたら直されるかもしれないのでご主人に伝わっていると信じて言いますが、どうやら色を塗る時は左手を握り込む癖があるようです...それにインクの玉を飛ばして染色しているようなのでそれさえ当たらなければ大丈夫だと思いますね...』


『ありがとう』


そう心の中で思い、私はルナと一緒に相手の方向を見た。


〜次回予告〜

「155話、フリュークバトルロイヤル22 」

明日投稿します。

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