147話、フリュークバトルロイヤル14
*祝、毎日投稿成功1日目
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
「「「きゃぁぁ!!」」」
ノアールが、方向加速を使って広場に飛び出たせいで色々と迷惑が周りにかかっている。
バァァーン!!
ガラガラ...
「「うぅ...」」
私とノアールとルナは物凄い速度で雑貨屋などで吊られている看板に頭をぶつけて止まる。
しかしそのせいか吊り下げていた看板が上下反対になってしまった。
「えぇ!?路地裏から人が飛んできたぁぁ!?」
雑貨屋のおじさんが驚いている。
「えーっと、あの...すみませんでしたぁぁ!」
「でしたぁ!」
ノアールがおじさんに謝り私はついでのように言って走り出す。
「ノアール、病院的な何かの場所わかる?」
「...分かんない、けど貴族街を進んでいけばそれっぽいのあるでしょ」
私たちは広場から北へ向かい始める。
「はぁ、はぁ、」
「うぅ、疲れた...」
ちょうど貴族街との境目付近でバテて座り込んでしまう。
「チッ、ルナを早く運ばないと!」
すると左のほうから女の人の声が聞こえる。
「ん?もしかしてその傷だらけの子を助けたいのかい?」
「っ!?あ、はい、」
「...お金は?」
正直この時の女の人の顔は、払えないとわかっていながら言った言葉のようだった。
だが、もちろんお金は持っている。
『【アイテムボックス】、中から貨幣を3個ほど...』
チャリンッ、チャリリンッ!
「はぁー、あのねぇ?そんな銅貨三枚程度じゃ...っ!?なるほどねぇ〜分かった、良いよその傷だらけの子を貸しな」
「...はい、」
『〈傷口再生〉...』
キュワワワンッ
あれだけ穴だらけだったルナの足がみるみる治って行く。
「これぐらいで良いでしょ、それじゃあ...あ、後名前を教えてもらえる?」
『ボスに伝えて名前を知るだけで相手を必ず殺せる能力者に伝えてもらおう...』
「っ!?」
『ん?なぜ今驚いた?』
『〈透明物質〉!首を絞めるイメージ!!』
シュルシュル!!
「っ!?横っ!?」
相手の女性はギリギリのところで避ける。
だが、完璧に当たったと思った私は一瞬だけ油断してしまう。
「くらえぇ!」
『このパンチを当てて、過剰再生を当てれば一瞬で倒せるはずだからそれで!』
『当たっちゃダメだなこれは...』
そう考えているとノアールが、めんどくさくなってきて...
「あぁぁぁぁ!!!」
『〈方向加速〉!!付与、右腕!!〈衝撃収束〉!!』
ッバァァァァァァンッ!!!!
「っ!?ゴハァ!」
女の人が後ろに吹っ飛んで行く。
「ノアール...最近殴るようになってきたよね」
「.........」
『まぁ、殴る事の利便性を見つけちゃったからね』
「そうか、利便性か」
そう答えると俯いて震えていると...
「ま、待てっ!」
『〈傷口再生〉!』
自分を回復しながら女性が立ち上がり、立ち塞がってきた。
〜次回予告〜
「 148話、フリュークバトルロイヤル15」
明日に投稿したいよねぇ〜