145話、フリュークバトルロイヤル12
*祝、毎日投稿成功2日
久々に14話ぐらいを見返して見たのですが...前書きと後書きが酷い...
ダッダッダッ!
狭い路地裏を駆け抜けて少し広い道まで来る。
「近道を通っているから後4個ほどの路地裏を通れば広場に着くはず!」
「分かった!」
そう叫び、ノアールについて行く。
先ほどまでと比べると少し広くなっている道を左に進み、その先にもまた路地裏がある。
「チッ!ノアール!また来た!」
「っ!?」
ご主人からそんな言葉が飛んで来て、後ろを振り向いて見ると先ほど通って来た路地裏の右の方の壁がオレンジ色に光っているのが見えた。
「ご主人!これはどうします?」
「...良し、屋根に登るぞ!」
『〈透明物質〉!浮上するエレベーターのイメージ!!』
バシンッ!
「うぐっ!」
想像したエレベーターが箱型だったので、ちゃんと周りの壁まで透明になっていてノアールはその壁にぶつかってしまった。
「........」
「.......ぷっ」
ちょっとだけ吹いてしまったのと同時に浮上が始まった。
チーン!
ちょうど屋根と同じ高さで止まる。
「...痛いのでもうやめてくださいね?」
「分かった」
そう言いながら透明エレベーターから降りて2人で家の屋根の上を走る。
屋根と屋根の間をジャンプして飛び越え、大きな道があった所では方向加速で飛び越えようとしたノアールを止めて透明な橋を作って渡り、広場まで後一本の路地裏を抜ければいいという所で地面に降りた。
「ふぅ...ルナを持っての移動は疲れるな」
「ご主人、このまま進めば良いはずです!」
そう言って2人で最後の路地裏に入る。
ダッダッダッ!
「よし、これでルナは助かるはず」
「でもご主人、お金はあるのですか?」
そう言われると、少し考えるような素振りを見せて、
「確かアイテムボックスに大量に入っていたはず...」
そんな会話をしながら、障害物の木箱を飛び越え、酒樽を避け、机の下をくぐって先へ進む。
「そろそろなはず...」
そんな風にノアールは呟くがまだ路地裏からは出ない。
「...?」
ダッダッダッ!
まだ路地裏を走る。
障害物の木箱を飛び越え、酒樽を避け、机の下をくぐって先へ進む。
「うーん...」
そんな悩んだような顔を見せながら走る。
「なんとなく地図を見ただけだったからな...長い路地裏なんだろう」
「そうかな?」
ダッダッダッ!
路地裏を走る。
障害物の木箱を飛び越え、酒樽を避け、机の下をくぐって先へ進む。
「やっぱりおかしいよ...」
ノアールが呟く
「ん?なんで?」
「だってご主人、さっきから同じところを走ってない?」
そう言われて、周りを見て見るが特に代わり映えのしない剥き出しの石壁が見えるだけだ。
「......気のせいじゃない?路地裏って似たような風景だし」
「そうかなぁ...」
ダッダッダッ!
路地裏を走る。
障害物の木箱を飛び越え、酒樽を避け...
「いや!やっぱり同じところを行き来してるよ!」
「確かに...ここまで長い路地裏は無いはず...」
そう言って私達は辺りを見渡す。
「...よし、」
『〈透明物質〉、ナイフが、机に一本線を入れるイメージ』
シャキンッ、
「ん?ご主人何をしているの?」
「いや、目印見たいのをつけておけばわかるかなって」
そう言うとノアールは手を叩いて、
「良いアイディア!それで行こう!」
そう言った。
机の下をくぐって先へ進む。
ダッダッダッ!
障害物の木箱を飛び越え、酒樽を避け、机の上につけた傷を見る。
「あれ...」
「無いですね...」
そう、そこには目立つほど大きな傷をつけたはずの机が元通りになっていたのだ。
「...これ、多分同じ場所を行き来しているんじゃなくてロードされているんだと思う」
「ロード?」
そういえばそのことはわからないのかと思い、説明をする。
「簡単に言えばロードって言うのは指定した時まで時を巻き戻す...みたいな感じだったはず」
『こっちの世界風に言うとね』
「.........要するに路地裏に入る直前のところまで戻されていると言うことだね?」
「それであっていたはず」
そんな事を話しているとノアールが後ろを向いて、
「戻れるのかな?戻れるんだったらわざわざここの道を使わなくても行けるんだけど...」
そう言って2人で来た道を戻って見る。
ダッダッダッ!
路地裏を走る。
「「...っは!」」
気がつくと路地裏に立っていた。
「戻れないってことかよクソッ!」
ノアールがキレる。
「まぁ、まぁ、この能力を使っている能力者を探して殺せばば良いだけだし」
「.....むぅ」
そんなやり取りをして、辺りを見渡す。
すると...
今まで同じだった路地裏に変化が訪れた。
〜次回予告〜
「146話、フリュークバトルロイヤル13 」
2日以内に投稿できるはず、