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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
再来の街
140/165

140話、フリュークバトルロイヤル7

忙しい、助け求む。




〜ノアール視点〜


「...ここは?確か女の子に会って、それから...」


気がつくと僕は摩訶不思議な空間にいた。


周りにはテレビがいくつも浮いていて、その箱にはズーザザザッ!と、変な音ノイズを出しながら灰色っぽい映像を映し出していた。


バヂッ!


そんな音を立てて、僕から見て右斜め前にあったテレビの映像が変わる。


バッ...ガラガラ...


映像がコマ送りのように進んで行く。


「...えっ?...死、ぬ?」


そう言って◾️◾️◾️◾️は皆の視界から消える。


「◾️◾️◾️◾️っっ!!!!!」


△△△が叫ぶ。


そこには、紫色・・の髪の毛をした少年が叫びながら崖から落ちて行く映像だった。


なぜか崖の下は真っ暗闇で、落ちた後は全く見えなくなった。


そこで映像は終わり、今度は自分の左後ろにあったテレビからバヂッ!と言うか音がしてそちらを見る。


パッ...ガラガラ...


今度も、黒髪の裕福そうな少年が崖の近くにいる。


「よくもぉぉぉ!!【〜〜〜〜〜】!!」


「...〈¥$€◯◯〉」


パァァーンッ!!


¥$€・・が◯◯された。


「へ?なんで?」


△△△が疑問の声をあげ、


「フッ!!」


◇◇が拳を素振りする、


するといきなりものすごい風が吹き、△△△の体が飲み込まれる。


「は?うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


またもや、崖から落ち暗闇に沈んで行く。


「っ!!」


ノアールは、この映像を見たことがない・・・・・・・のにこの光景を見たことがある気がして、とても悲しい気分になった。


「...ア、ト?」


唐突に頭に浮かんできた言葉があった。


いや、まるで...


「名前、友達の」


そう感じた。



ズ、ザザァ〜


すると、何も写っていなかった左のテレビから変な音ノイズが出る。


そこには、金髪の女の子が地面に倒れ虚ろな目をしているような映像だった。


「...り、〈<÷×99=〉...いきiruい ザザッ......... ザザ〜 る...ふ、お ザッ .aげ、でsu」


その言葉に聞き覚えは全くなかった、だがそのには聞き覚えがあった。


心の中が、罪悪感、悲しみ、憎しみで溢れかえる。


中でも罪悪感は一際大きかった。


普通は家族でも・・・・なければ・・・・友人でも・・・・ない赤の他人・・・・・の死に際を見てそこまで罪悪感を感じるのはおかしいのである。


「...いや、何も!僕は知らない!何にも知らない何もやってない!なんなの!?今まで人を殺してもこんな気持ちにはならなかったはず!!どうして!?」


その時、真上にある一際大きなテレビに女の子が映る。


「おーい!きいてる?だーくえるふのオニーチャーン!って、だめかぁ...やっぱり他の人間とおなじだーつまんなーいの」


その時のノアールは、頭を両手で抑えてブツブツと独り言を虚ろな瞳で呟き続けている。


「それじゃあ...戻れ〜!」


すると、周りの景色が先程までいたスラム街近くの裏通りに戻ってくるが、相変わらずノアールは下を向いてブツブツ何かを言っている。


「わったしのかっちー!」


そう言って少女はナイフをノアールに向けた。


〜次回予告〜


「141話、フリュークバトルロイヤル8」

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