14話、王族少女暗殺計画 5
バリバリ!
「!!」
その時に電撃の余波が床を伝って自分に流れる。
『な、これは?まさか電気系統の能力?しかも、余波でこの威力....強い!』
その様に察知したと同時にとある執事がやってくる。
「どうも、私執事長の サン・ウェイ・セバスチュンです、どうぞお見知り置きを」
『なるほど...この方が精神介入の能力を持つ者ですか』
『な、俺の能力がバレている?!』
『まず手始めにここら一帯に4000Vを流してみましょうか』
『対策はないか?か、〈鑑定〉...』
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サン・ウェイ・セバスチュン
LV 15
男
能力:雷鳴神波
・4000V
・10000V
・神の雷帝
・電流強化
・電気磁石
・電流網罠
《奥義》
・電磁石砲
スキル
・家事
・執事式格闘術・零式
・火属性魔法
・投擲
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『零式ってなんかかっこいいな....後、剣と魔法のファンタジーな筈なのに魔法の文字を初めてみた気がする...』
『チャージ完了ですね...』
『な、』
『4000V発動まで1秒...しかしこの技、威力は強いのですが一瞬で終わってしまうんですよね...』
『...1...今!』
バチバチバチバチ!!
電流が流れると同時にジャンプする。
『む、やはり心を読まれていましたか...なら、これならどうでしょうか、』
ブン!
空気を切る音が聞こえる。
ドン!
背後にある壁に何かが刺さる。
『磁石を投げてそこに電気磁石でくっ付きます!』
『な、これか、なぜナイフ投げとかじゃなく投擲なのか?と疑問に思った正体が!』
ジジジッ!
執事が磁力でこっちに高速で来る。
『使うしか無いか...〈精神暴走〉...自分に』
デューン!
間一髪で避けられそうだった。
少しだけ頬にかすって、そこから血が出る。
そして10秒が経ち制限時間が来る。
執事が壁にぶつかりそうなところで止まる。
「ぐ、ま、まさかこれを避けられるとは思っていませんでした、しかし今のも何かの技ですかな?あの攻撃を心が読める程度では避けることは不可能な筈...」
「それを言うと思います?」
「いえ、聞いてみただけです」
「そうですか...ならこれならどうでしょうか?」
すると執事が四方八方に磁石を投げた。
「....?」
ジジジジ!!
執事がまた磁力で近づいて来る。
そしてそれは、
『早速磁力で突っ込みましょうか...』
と、油断せずに心を読んでいたのでギリギリで回避する。
しかし、
『そしてここで方向転換!』
四方八方に投げた磁石を巧みに使い、方向転換してきたのだ。
「な!」
『な!読めてはいるが流石にここまでは対処不可能!』
「流石にここまでは読めませんよね」
〜次回予告〜
「 王族少女暗殺計画 6 」
明日の12時にて投稿できる可能性があるかもしれないです。
※最近ストックがやばい。