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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
再来の街
132/165

132話、街までも道のり3

なんか最近モン○ターエナ○ーとレッ○ブルの効き目が悪くなってきたかも...何なんだろう?


あの後ラービッツから霜降り肉を取り出し私たち全員で食べた。

後、ルナの満面の笑みがめっちゃ可愛かった。



ルナとノアールが大量に肉を頬張って喉に詰まらせた事があった後片付けをして、出発してから5時間ぐらいがたった。


「よし、そろそろ夜になるからここで野宿するよ〜」


気が抜けた声でゴゴルフさんが言った。


多分眠いんだろう。


「「うぃ〜」」


「「「はぁ〜い」」」


私達や子供ドワーフの2人も気の抜けた感じの挨拶をした。


するとやはり何処からともなく毛布を取り出してゴゴルフさんが寝た。


「「「「「.........」」」」」


いきなり寝たのだ。


あまりにもいきなりだったので5人でぼーっとしていると、子供ドワーフの2人がバタンッ!と倒れた。


「だ、大丈夫...ん?」

『あれ?これもしかして寝てるんじゃ...』


「「.........私達も寝ようか」」


「そうだね」


やはりノアールも眠かったらしい。


たが...


ガサガサ...


「「「っ!?」」」


いきなりの音にびっくりして全員でそちらを見ると...


そこには背の高さが3mはあり、右手に棍棒を持ったゴブリンが立っていた。


「...僕は今猛烈に眠いんだ、」


「我もだ...」


いきなりノアールとルナの2人が下を向いて「うふふふふっ」「あははははははッ」と不気味に笑い始めた。


その威圧感か、ゴブリンも後ろに半歩下がる。


「しねぇぇぇぇ!!!」

『〈方向加速ベクトル・ブースト〉!付与!!』


「この世から去れぇぇぇぇ!!」

『〈黒ノ神槍ダーク・グングニル〉!!』


いきなりゴブリンの体が後ろに吹き飛ばされ...ない。


「はっ?なんで?」


よく見ると足を地面に瞬間的に埋めて、ものすごい足の筋肉であの加速を耐え抜いたと言うことになるのだが、普通なら骨が先に根を上げるだろう。


ゴブリンが方向加速ベクトル・ブーストを耐え抜いたと同時に、ゴブリンの胸元に黒い槍が刺さった。


「堕天使モードじゃないからそこまでの高出力は出せないが貴様を一瞬でバラバラにすることはできるそ...まぁ、もう遅いと思うがなッ!」


ルナが槍を持つ手に力を込めて闇の力を直に流しこもうとする。


が、怪我をすることを承知で槍の刃の部分を掴み、自分の体から引っこ抜く。


「や、やはり魔物...対人戦とは勝手が違うな」


そう独り言を喋っている時にはもう左腕を振りかぶっていた。


その好きに...


「よっ...」

『〈透明物質インベシブル・マテリアル〉!触手が巻きつくイメージ』


やはり何も見えず、気配すら感じないのだがそこにあるのだ。


ギャァァ!!


ゴブリンが叫び声をあげてバキバキと音を立てながら体が歪み、潰れて行った。


「はぁー、これでやっと寝れる...」


そう呟きながらノアールは馬車の中に入って行った。


「うーん、これで終わったのだろうか...?」


ルナも不穏な言葉を発しながら馬車の中にトボトボと歩いて入って行った。


〜次回予告〜


「133話、街までの道のり4 」


3日以内に投稿したい。

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