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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
再来の街
130/165

130話、街までの道のり1

久々に江ノ島に出かけて見ました。(神奈川県在住)


潮風で傷口が...


あの後、ルナが気絶してノアールがお姫様抱っこをしていると、後ろから「あわわわわわ...やばい人達に助けられた...と、言うより盗賊の方が良かったのでは?」と言う地味に失礼な言葉が聞こえ、全員で馬車に乗せてもらったのだった。


最初の頃は、


「ねぇ...あのs」


「は、はいっ!!なんでしょう!!」


と、半端脅迫のようになっていた。


しかし今は、


「ねぇ...あのさ」


「ん?どうした?ノアール!何か聞きたいことでもあるのか?」


「う、うん...後街までどのくらいかなって、」


「あと...5日ぐらいかな?」


「わかりました...」


と、仲良く打ち解けている(?)


「ご、ご主人、助けて下さい...マジで、」


「ど、どうしたの?」


「あいつら...僕をめっちゃくちゃいじってくるんです...多分僕の今の状況が羨ましいのでしょう」


「あー、」


私は少し上を見て今までのノアールを思い出していた。


「あぁ...なるほど、まぁ、頑張れ」


「えぇ!?それだけですか!」


「おう!どうしたノアール!」


「あ...」


ガシッとノアールの肩を掴み大人ドワーフ...ゴゴルフが馬車の先頭の方にノアールを連れて行く。


「い〜や〜だ!離せッ!」


「おうおう...遠慮はよしてくれよなぁ...」


「ひっ!」


「の、ノアール...」


「わ、我は...」

『私が助けに行くことだけは勘弁を...』


「...ノアール嫌いなの?」


「ど、どちらかと言えば...嫌いじゃないけど」

『恥ずかしい!なんでそんなことを聞いてくるのだ!好きに決まってるだろ!』


頬を赤らめて言うが最後の方が小さい声になって行き「じゃないけど」の部分なんか全く聞こえなかった。


「........」

『マジかー...ルナめっちゃ嫌な顔してたろ...なんだ?ツンデレか?』


「ぎゃぁぁぁ!!」


いきなりノアールの叫び声が聞こえた。





♢♦︎♢♦︎





「...ご主人、なんで助けてくれなかったんですか?」


「いや...あの状況で助けられると思う?」


「...思わん」


少し考えたけどやっぱり思わないらしい。


「それにしても...外の景色変わらないね」


近くにある窓から3人でピョコッと顔を出す。


「...特に人もいない森の中で」


ガタガタ...


「天も灰色に染まっているな...」


ガタ、ガラ...


「それに道も...」


ガタッ!


馬車が大きく揺れる。


「...悪い」


「ガハハッ!もしかして馬車旅初めてか?」


「えぇ...我は初めてだが、ノアールと姉上は一回だけあったのだったか?」


「まぁ、一回だけ...」


「そうかそうか、慣れてないんだったら辛いだろうがこんなのは良い方だ、酷い時は...うっ、頭が...」


『『『そんなに...』』』


多分馬車旅の中で心が一致したのはこの時だけだろうと思う。


グゥ〜


「お腹減った...」


「減った...」


「ねー」


...もう一回あった。


そんな感じで


2回目の馬車旅はまったり過ぎていった。


「...もうこんな時間か、そろそろお昼にするぞ」


「「「は〜い!」」」


〜次回予告〜


「 131話、街までの道のり2 」


3日以内に投稿します。

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