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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
再来の街
129/165

129話、堕天使ルナ参上!

良し、良いぞ、このまま...このまま...


「くらえっ!」

『〈後光籠手ライト・ライト・ハンド〉!』


「ルナッ!目を瞑れ!!!」


「えっ...」


ピカァァーー!!!


まるで閃光弾を投げ込まれたかのように視界がホワイトアウトする。


「ぐぁぁ!!」


ルナは目を閉じるのが間に合わず、完全に何も見えなくなる。


「うぅ...、」


ルナが何も見えない時間は後2秒、2秒たってからは徐々に回復して行く。


その2秒が命取りである。


「行けっ!ビビルガ!」


「はっ!もちろん!言っておくが嬢ちゃんよぉ...あいつの能力は俺も尊敬するほどの能力なんだよっ!」

『〈電気衝撃ショック〉!』


そう、ビビルガが叫びながら手のひらを帯電させ殴ろうとしてくる。


「ルナッ!」

『〈方向変更ベクトル・チェンジ〉!30°!』


カクッ、


いきなりビビルガのパンチが曲がり、ルナを外す。


「なっ...」


「もう我の視界は治っているぞっ!!」


ルナが右手に持っていた黒い剣をビビルガに振り下ろす。


「うわぁぁ!!」


この時に手のひらを帯電させていたことを忘れ、少しだけ手のひらに触れてしまいほとんど体が麻痺してしまう。


「危ないッ!ぐっ...」

『〈小盾結界シールド・ミニ〉!5連発動!』


パパパパパッ!


5枚の結界が重なり、縦30cm、横30cm、厚さ5mmぐらいの黄色い壁ができる。


ガギィィィン!


「...はっ!ぱ、〈威力倍増パワー・インクリース〉!二倍!」


「何能力名叫んでるんだ!」


パァァ....


小盾結界の光が強くなり、後ろの景色が透けて見えなくなる。


「グッ...うぉぉぉぉ!!!」


パリンッ!



パリンッ!




パリンッ!





パリンッ!






...パリンッ!


ルナの剣が結界を突き破りビビルガの脇腹を掻っ攫う。


「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


「なぜ避けないッ!!」


「ま、まずいって!」

『〈自動回復オート・リジェネート〉!ビビルガ!』


ゆっくりとビビルガの傷が回復し始める。


「ぐっ...これでも回復されるの...か、」


ルナが膝をつく、


「る、ルナッ!どうしたの?」


『すまない...姉上、先程まで使っていた堕タ聖剣ダーク・エクスカリバーは使用者の力をどんどんと消費して切れ味を増して行く力があるのだが、堕タ聖剣ダーク・エクスカリバーに力を捧げないとただの豪華な棒に成り果ててしまうのだ...』


「よ、要するに...」


『剣を使えば使うほど力が無くなって行く...だが、堕天使になれば一時的に最大まで強化することができる...なのだが、効果時間は1分でその後に1時間ほど眠ってしまうのだ、だから今まで使っていなかったのだが...眠った私の回収を頼むぞ!《奥義》!〈堕天使化ダーク・ラミエル〉!』


バッサァ...


そこには黒い羽を生やした、天使が浮かんでいた。


「堕天使ルナ参上!」


「なっ...なんだそれは!」


「簡単に言えば...リミッターを解除したとでも言おうか!!」


右手に持っている聖剣を巨大化させて上空5mあたりに浮かんでいる。


バサッ、バサッ、っと規則的に羽で羽ばたく音が聞こえる。


正直に言おう、ラスボス感がパナイ...



「これは、やばい...ぜ、全員退却!退却だ!勝てる訳が無い!!逃げるぞ!」


全員「はいっ!!」


ダッダッダッ!


と、盗賊団は逃げて行く。



逃げ出してから30秒ぐらいだった時に、


「はぁー、簡単に逃がす訳ないでしょう!」

『〈黒ノ神槍ダーク・グングニル〉!』


ルナの手のひらにバチバチと黒い電気を纏う黒い槍が出てきて...


「はぁぁぁぁ!!!」


バァァーーンッ!!


思いっきり投げる。


その投げた槍は逃げた盗賊の方向へ飛んで行き、


ドッカァァーン!!


大爆発を起こした。


〜次回予告〜


「 130話、街までの道のり1 」


3日以内に投稿します

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