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狂気の沙汰じゃない!  作者: カリントウ
自分の名前
121/165

121話、デッドオブアライブ8

すみませんでした...


「っ!?」


「フィィィィィィァァァァァァァァ!!!!!」


背中に背負っている超重い大剣を思いっきり振り上げて...


『〈透明物質インベシブル・マテリアル〉!壁となれッ!』


自分が透明なボールに包まれている様子を想像する。


大剣女が思いっきり大剣を振り下ろす。


ガギィィィン!!


「ぅ...ぉ、あぁ...!」


体が力み過ぎて変な声が出てくる。


こ、これいくらイメージ次第でどうにでもなる透明物質だとしても普通に破られる気がするッ!


そう思い、自分の背後だけ透明を消す。


ギギギギギッ!!


そんな黒板にチョークを擦り付けた時のような音を出す。


その時に良く大剣を見てみると、


ティュン...


ティュン...


ティュン...


と、まるで脈を打つかのように強くなったり弱くなったりしているのが分かる。


多分本当にちょっとだけ持ち上げて直ぐにちょっとだけ下ろすを繰り返しているのだろう。


だから、少し上にあげた時に下がればいけるっ!




今...




今...




今...




下がる




下がるっ!




下がるッ!!




.....今ッ!!


背中から今度は返しが付いた太い針を-35°ぐらいの角度で発射して刺すと同時に周りに張ったバリアを消す。


その瞬間に返しが付いた透明を引き寄せる。


するとやはり後ろにものすごい勢いで下がり、一瞬反応が遅れた大剣女は見事な空振りを決める。


ドォォォーン!!


地面が割れる。


「アタラネェェェェェーーーかぁぁぁぁぁ!!!」


激情したように咆哮を上げこちらを向く。


『ふふふっ!激情しているなら気付くはずない!〈透明物質インベシブル・マテリアル〉!』


体のいろいろなところから触手のようなものが出てきて大剣女の背後に回り込む。


「テリャァァァァァァァぁぁぁ!!!」


『ふふふっ!これで!』


後ろから回り込めさせていた透明を大剣女に巻きつくイメージをする。


「が...ぁ?」


一瞬キョトンとした顔になる


しかし、彼女に透明を壊されかけたので驚く好きをほとんど与えず思いっきり締め付ける。


「ゴッ!ボッ!!」


大剣女は吐血する。


「グッ!....ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


思いっきり締め付けている透明を筋力でなんとか引き千切ろうと頑張るも、無理。


グヂャッ!


「ダァァァァァァァァ!!!!!!」


ゆっくりと透明が締め付けられていく。


最も、簡単に死ぬことはできない。


その光景を見て楽しんでいると...


ズリズリ...


ズリズリ...


ズリ...ガッ、


「ん?」


『ま、不味い不味い不味い不味い不味いッ!!気付かれていませんようにッ!』


シスターの心の叫びが聞こえる。


『ふふふっ、気づかれていないふりッ♪』


はぁー、はぁー、


シスターが息を荒げ緊張している。


多分だか今まで能力で隠れていたのだが一回石を蹴って音を立ててしまい、ビックリして能力が解除されてしまったのだろう。


『こ、このまま逃げるッ!そうすれば!後2時間ぐらい待てば勝てる、はははははは、勝てる勝てる...ふふふっ』


『うーん、これは希望を見せた後に一気に絶望させればもっと楽しくなるだろうなぁ〜』


そう考えながら森の中をガサガサと匍匐前進していくシスターを見る。


『〈透明物質インベシブル・マテリアル〉!』


その言葉と同時に触手の透明を出す。


『ここを抜けて...勝ちです!結局生き残った方が勝ちなのですッ!』


シスターは森を抜け...


「えっ?」


もう片足だけになったシスターの残った方の足に何かが巻き付くような感触が走る。


しかもそこには何も無い、だが何かがある。


「い、イヤァァァァァァァぁぁぁ!!!!!」


バァァーンッ!!


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」


シスターの足は片足は最初に太ももまで無くなり、もう片足は脹脛ふくらはぎまでなくなっている。


「うーん、バランスが悪いからそっち側も切り取ってあげるよ!」



シスターの顔は絶望に染まる。


〜次回予告〜


「 122話、デッドオブアライブ9 」

保険として明後日と書いておく。

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