110話、空間転移ちゃんはいつも気だるげ
ヤベェ!>(゜∀゜)
みじけぇぇ!>(゜∀゜)
「〈即時回復〉!」
ピカァァ...
傷口が光に包まれてすぐに治る。
「さすが、回復系能力だ...」
その言葉について疑問を持つ、
「...あの?光魔法でも回復はできないのでしょうか?」
そう首を傾げながら言う。
「ん?よく知ってるなぁ!賢い子だ、最近の子は能力の事しか考えてないからなぁ...
あぁ、光魔法だっけか?光魔法でも回復は出来るんだが、即時回復って言うのか?そう言うのができないで、回復力アップ...だっけか?そんな感じらしい」
「なるほど...そんな違いが」
「でもまぁバカな俺にはわからんが光魔法の回復の方が使えるって時があるらしいな」
「まぁ、そうですね」
「それじゃあ俺は農作業があるからここで帰るぜ」
『俺がいていい場所じゃねぇな』
「.........」
チリン...
私は去って行った農家のおじさんのことをぼんやりと見つめていた。
「う、うぅ...はっ!奴らはどこに!」
私が知らない黄緑色の髪の毛をした女の子が一番最初に起きる。
『...〈鑑定〉!』
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イシュラン・ディスリューミスト
女
LV 50【MAX】
能力:空間転移
・短距離転移
・遠距離転移
・座標登録
・座標転移
・複数転移
《奥義》
・概念転移
スキル
・演算力上昇
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「どこに...ってあれ?ここどこ?」
「ここは...病院、あと一緒にいたあの子達との関係を教えてくれる?」
「うーん...奴隷から解放してもらえた」
するとお母さんが驚く。
「奴隷だったのね...」
「でも、この人とこの人とこの人は奴隷だし」
イシュランはノアールとアリスとヴェノブを指差して言う。
「え!?そうなの?もっと詳しく教えて!」
お母さんが叫ぶ。
「うーん...めんどくさいから本人に聞いて〜」
パタンッ!
イシュランはベットに倒れる様に寝始めた。
「...はっ!」
ノアールが起き上がる。
「だ、ダメ!あまり動かないで!」
「ぅ...」
ノアールは痛みに耐えながらゆっくりベットに倒れこむ。
そして、癖なのか両手で体を支えようとしてバランスを崩す。
「っ!そうだった...左腕がないんだった」
そう言い力が緩む。
「あーこういう時にご主人がいてくれたらな〜」
そう言ったのを聞いて寝っ転がっているノアールに近づいてこう言った。
「やぁ、久しぶりだねノアール」
〜次回予告〜
「 111話、ノアールVSヴォルス 」
明日に投稿できる気がしない