11話、王族少女暗殺計画 2
「あ、危なかった...正直死んだと思った...なんなんだよ...あの反応登録の能力は...」
だがやはり彼女を殺さない限りこの計画は実行不可能と言っても過言ではない。
しかし反応登録の能力にもう反応登録されているのでどこにいてもだいたい見つかる。
「はあー精神暴走を使って一瞬で殺すか?いや、やはり時間制限があるからな...ちょっと心配だな...」
その後30秒ほど早歩きしつつ考えていると
「賊!私が見つけましたわよ!」
『え?記憶を消したはずなのに?嘘でしょ!こうなったら...』
「良し、逃げる!」
ダッダッダ!
「え?ちっ!〈メイド式格闘術二式・お盆スラッシュ〉!」
ヒュー
バァーン!
「ぐぇ、」
今の状況を説明すると
お盆取り出す。
お盆投げる。
お盆地面を滑る。
お盆私の足の下に来る。
私お盆踏む。
転ぶ。 ←今ここ
『良かった成功しましたわ』
『ぐ、心が読めなかった?!何も考えていないであんなことが?』
メイドが転んだ私に向けてナイフを投げて来る。
『ナイフを頭と両足に投げてやりますわ』
「危な!」
危機一髪で避ける。
「う、嘘、今のを避けるの?」
『う、嘘、今のを避けるの?』
「よし、今だ〈精神暴走〉...自分に...」
デューン!
「良し、死ね!」
そのまま首に一差し__
出来なかった。
「は?」
いきなりメイドが後ろの倒れた姿勢になったのだ。
「まさかこいつ、時を止めやがった?」
『某弾幕シューティングゲームにもおんなじ様なキャラが居たがまさか作者!こいつにそんな感じの設定入れたなこの野郎』
作者「すまん」
そして10秒経って精神暴走の制限時間が来る。
「ぐ、はぁー はぁー 、時を止めやがったな」
「はぁー はぁー、何でわかりましたの?」
「はぁー、 なんとなくだ!」
ナイフを刺そうとする。
『これは二の腕を狙いましょうか、1秒後』
「1秒後...1...0 今!」
振り下ろそうとして居た腕を上げて、左手で相手を狙う。
『これは後ろの避けましょう』
「後ろ!」
左手で刺す動作をしつつ前にジャンプする。
『な、この動きも読まれるんですの?!』
メイドから見て右脇腹にナイフが入る。
事はなく、また時を止めて避けられる。
『やはり私の〈メイド式格闘術二式・時は金なり〉では、0.5秒が限界ですの』
「....重要情報ゲットだぜ...」
『ん?私のって事は...あいつよりもっと強い奴がいるって事?』
そんなことを考えているヒガン(変装中)なのだった。
♢♢♢♢
「はぁー、はぁー、えーっと反応は...あそこですの!」
その時反応は台所にあったのだった。
「しかし...何故あそこまで私の動きが読めたのでしょうか...なんと言うか" 私が動く方向を分かっていた "かのようですの...もしや、未来予知能力ですの?!それだったら対処は簡単ですの、避けられないような攻撃をすればいいですの!」
、
、
、
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「っと、相手は考えるはずだ」
先読みをする。
「相手は盛大に勘違いしている、それを逆手に取ればいい!」
拳を握りしめて作戦を決行する。
〜次回予告〜
「 王族少女暗殺計画 3 」
明日の12時にて投稿予定です。