104話、男性は女性用下着店に親から言われても入り辛いし入らない
まだ昼だよね?(汗)
タイトルが間違ってました。
〔男性は女性用下着店に親から言われて入り辛いも入らない〕
から、
〔男性は女性用下着店に親から言われても入り辛いし入らない〕
に、修正しました。
「どうだったか?」
髪の毛が風でオーバーオールの様になりながらおっさんが聞いてくる。
「スッゲェ〜!」
「つ、辛い...」
「同感だ」
「そうかなぁ?」
上からヴォルス、私、クールな女性、お母さんだ。
「それじゃあ俺は〔止まり木の宿〕っつー場所にいるから帰りたくなったり言えよ?」
「「「分かりました!」」」
「それでは私はこれで...」
クールな女性は後ろを向いてどこかへ行こうとしてしまう。
「あ、そういえば、あなたの名前は?」
ヴォルスがすかさず聞く。
すると___
「クユホ、クユホ・フリージアーだ」
《うーむ、これがノアールたちが入った場所...私も行こう!だけど...ノアールたちはきっと一階から入っているはずだから、私は二階から!》
《〈地面凍結〉!》
「う...」
「あ、そう言えば私が探しているのだが...」
クユホさんが言う。
「色々な物の向きを変えることができる能力を持ったダークエルフを知っているか?その者を探しているのだが...」
《ご主人!僕の能力を!》
《さっすが■■■■!ありがと!》
「うーん、知りませんね」
メラフィナが答える。
「そうですか...確か、ノワール...でしたっけ?そんな名前ですね」
『間違ってる...その名前』
なぜかこの時だけは確信ができた。
「まぁ、ありがとうございました!」
そう言ってクユホは今度こそ去っていった。
「まずはここよね」
メラフィナはものすごくピンクピンクしたお店の前で止まる。
そう、女性用下着専門店である。
「じゃあ入るよ」
「はーい」
私は普通に返事をするが
「え...?」
ヴォルスは戸惑っている。
「ふっ!」
ダッダッダッ!!
【ヴォルス は 逃げ出した】
「ふっ、残念だな我が息子よ!」
【しかし 回り込まれてしまった】
メラフィナはヴォルスの腕を掴んで店の中へ連れて行く。
ガチャ、
【ヴォルス は 目の前が 真っ暗になった!】
「こんにちは〜」
女性下着専門店に足を踏み入れる。
俺はヴォルス、今絶体絶命の危機に陥っている。
「ヴォルス、入るよ」
そう、入れと言うのだこのピンクピンクしたお店に、躊躇うのは当然だと思う。
「なに?もしかして恥ずかしいの?」
ママがからかってくる。
イラッ、
「ば、バカじゃねぇーの?恥ずかしくなんてないし!」
「図星だねw」
「死ね」
俺は拳を前に突き出すと、ママのお腹にクリーンヒットした。
「ウボァ!!」
『やった!』
そう思うのは当然だろう...が、
「かかったなバカめ!」
俺は、脇腹を掴まれて女性下着専門店に強制的に入れられてしまった。
〜次回予告〜
「 105話、SITAGIパラダイス 」
頑張る。
うん、
頑張る。