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第4話 筐体設置、起動

4話目

「で、そいつが新筐体か?」


 箱から筐体とソフトを取り出し説明書を見ながら組み立てて行くタクを見ながら、未だ腰に張り付いている詩織さんといつの間にかキッチンに立ってコーヒーを淹れ、お茶菓子を出しテーブルにセットしだす日香里ちゃん。...自由だな!二人とも!まあいいけど。


「すまんな何か、手伝えなくて」


「ああ、気にするな。それよりその二人を確保して置いてくれた方が逆に助かるしな」


 そう言うタクに女性二人はブーブー言っている。そんな状況が慣れているのかタクは手際よく筐体をくみ上げ、ソフトをインストールしていく


「それじゃ早速セットアップするな」


 タクはキーボードを取り出し、何やらカチャカチャ打ち込んでいる。その光景を見ながらお茶をすすっていると詩織さんがVRMMOについてどれくらい知っているのかと聞いてきたので、とりあえずわかる範囲で...


「確か技術革新により家庭用ゲーム機がほとんどインターネットつながって、それまでのRPGは個人で楽しむものがほとんどであったが、世界取るながることでMMORPGというネットゲームが主流になったんだよね?


 それで確か更に画期的な技術革新により医療、スポーツ、軍事的な面でVRシステムと言うものが確立されて肉体の電気信号を拾い、現実の肉体は睡眠している間に意識はデジタルの世界で動けるようになったんだったかな?


 それで技術が一般公開されてMMORPGのVR版が開発されて、この間販売されたんだよね」


と、どこかで見たことのあるテンプレートな事を答えるケイ。それを「ウンウン」と頭を上下に振りつつ肯定してくれる姉妹、そこで日香里ちゃんが補足してくれる


「それでね、ケイさん。今回おじさんから頼まれているこの新筐体なのだけど、その軍事用のやつを少しだけダウングレードして、でもスポーツ用より少しスペックが高い奴を2年後に発売予定としてのテスターなの。

 

 この筐体は現在販売されたばかりの筐体と比べ、反応速度、詳細な細部の動き、動体視力とかが10倍は違うらしいの。現実世界のその人が持っている能力をほぼ100%伝えることが出来て、システムアシストを使えば無理のない最適な動きが出来るって言う訳でその感想や、実際どれくらい違うのかっていうのをおじさんは聞きたいみたい」


「なるほど、了解。簡単な説明しかタクから聞いていなかったから助かったよ。報告の方法はどれくらいの頻度でどうやればいいんだい?」


「それは2週間に1回ほどで良いみたいで、後はタク兄にでも伝えてくれたらいいよ」


「おーい、セットアップ終わったぞー」


 タクが俺たちの座る机の前に来てお茶をすすり出す。どうやらセットアップが終了したみたいだ。


「ご苦労さん。それで起動方法はどうやるんだ?」


「ああ、安全のために部屋の鍵はすべて閉め、火の元の確認をしてベットに寝転がりこのヘルメットと手袋を装着してこの手の甲の部分についているスイッチを押せばログインだ。


 ログアウトするときは...ってこれはログインしてからでないと想像しにくいからゲーム内で教えるな。それと自動でログアウトするときもあるんだが、その時は停電やネット回線が切れたとき、又は周辺に異常が起きたときに戻れるようになっている。


 ああ、急に回線が切れてもちゃんとログアウト出来るから心配するな。急に画面が切り替わるからちょっと気持ち悪くなったりするらしいが意識がゲーム内に取り残されたりってことはないとの事だ」


(; ・`д・´)

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