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第26話 GMのお詫びと挨拶

「ケイ君、後でローニの所に来てくれる?」


 そう伝えるとミカミさんがまた空を飛んで離れてく。一体何の用だろう?





 俺はしばらく街中をぶらぶらし、露店で出ていた『ラットの串焼き』をハムハムしながら図書館へと足を向ける。すると前回はとても静かだった図書館がとても華やかな声にあふれていた


「...だよねー」「うん、だから私も...のよ...」


 どうやらローニさんとミカミさんが話をしているようだった。俺は一応断りを入れカウンターの奥へ入りこむ。すると先ほどより大きく声が聞こえる


 俺は陰に隠れ中の様子を伺う


「いやー、あの子は女の子と間違えても仕方ないわよ!」


「でしょ!私は間違えても仕方ないでしょ!あの子は可愛過ぎるもん!でも怒るのよね~あんなに可愛いのだから怒らなくていいのにね!もう!」


「そうよ!むしろデータだとしても女の子にしてあげたのだからもっと感謝するべきよね!」


「そこのお二人さん...ちょっとお話しましょうか?」


 ケイは斧を取り出し胸元で構え、ニッコリとほほ笑む。するとそこには顔色を真っ青にする二人のGMがいた。


「何の話をしていたのかな?前回反省したんじゃなかったのかな?」


「ひぃぃぃ!すみません、すみません!私はミーちゃんに強制的に言わされていただけなんですーーー!私は悪くないですーーー!」


「ああ!裏切者!そもそも私はあなたのミスを一緒にケイ君に謝ろうと思ってここに呼んだのよ!なのに...」


「遺言はそれでいいですか?」


 ニッコーーー!!

 

 俺は満面に笑みで斧を振りかぶった。すると「ちょま!ちょまって!」と言うGMたち


「何か言いたい事でもある?」


「これ!これ上げるから!ね!許して!」


するとミカミさんが強制的にアイテムを叩きつけて来た


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『桜花刀』を入手しました。

『紅華』を入手しました。

『雛菊桜』を入手しました。

『不断桜』を入手しました。

『冬桜』を入手しました

『紫桜』を入手しました。

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「あーずるい!買収しようとしてる!じゃあ私からはこれよ!」


そういうローニさんがアイテムを投げつけて来た


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『白雪』を入手しました。


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「俺はあなた達を脅しに来ている訳では無いんだが、なんで毎回アイテムで解決しようとするんだ?」


「やっぱり目で見える謝罪の方が気持ちが伝わるかなーって!ね!ミーちゃん!」


「そうそう!やっぱり菓子折りは必要だよね!」


 二人で徒党を組み此方を反論させない目論見だな....


「と言うか実際こんなにアイテム貰っても他に付けている人たち居ないから目立つんだが...」


「それなら大丈夫!確かに見た目は桜をあしらっているから豪華だけど裁縫スキルが高くなれば作れるから!


 それに初期装備はローブか服でしょ?下は装備しなくてもズボン履いているように見えるけどね。ちょっと戦っている人たちはフル装備で全身覆っているからケイ君が装備していても問題ないわよ!


 もし気になるのなら『白雪』を装備したらいいわ!それは防具の(ショルダーローブ)で肩装備だけどローブになっているから全身を隠すこともできるわ」


 なるほど...それなら他の装備を装備していても違和感は少ないだろう。もし言われたら裁縫スキルで作成したと言えばいい


 俺は斧をしまい、ありがたくアイテムを使わせてもらう事とした。すると二人はどうせなら今のうちに装備していけば?と言うので装備させてもら事とした


GMを脅す...いえ、渡されました

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