第10話 基本情報2
2話目!
「いつまでしゃべってるの!タク兄!私が変わるわ!」
長々と丁寧に説明してくれていたタクの会話に割り込みルミが説明しだす。ついでにレーゼは俺の肩になだれかかっている
「それじゃ、言うね!高ランククエストになればお金一杯もらえるのだけど、装備は使えば使うほど劣化していくの。その劣化したものの修理や、消耗品の買い出し、後はこの世界、なんとお腹がちゃんと減って、会話ばかりしていれば喉が渇き、移動や戦闘ばかりしているとお腹がドンドン減っていくの。
特に何もしていなければ同じくらいの速度で減っていくのだけど、そのまま放置しておくと戦闘能力や生産効率、魔法の詠唱失敗など様々な問題が出てくるんです。だからお金はあまり貯まらないから無駄遣い禁止なんですよ。
素材をドロップする敵と戦えば各ギルドにて販売できますが、そのギルドにあまり関係ないものを売ると買い取り価格が減少したりします。自分の所属しているギルドなら使わないドロップアイテムでも適正価格、要は減少無しで買い取ってくれますね。
ついでに見たらわかると思いますが、私は猫ビーストでショートソードを使って手数勝負してます、所属は忍者ギルドです。お姉ちゃんはエルフで範囲攻撃や単体攻撃を駆使しダメージディーラーで、魔法ギルドに所属、タク兄はエルフとドワーフのハーフで魔法戦士をしてます。所属は剣士ギルドですね。
それでケイ兄は何処に所属しますか!?」
目をギラギラさせ此方を見てくる姉妹、タクは素知らぬ顔だ。裏切ったな貴様!
俺はうーんと考えて、気になった事を聞く
「ギルドは一度はいると抜けられないのか?後、いつでも入れるのか?」
あーそういえば説明していなかった。的な顔をする3人、そこでレーゼが説明してくれた
「実はいつでも入れるのだけどね、抜けるには10万G必要で、早めに入っていた方がギルド内でのランクが上がって割引率や買取率の上昇が大きいの。
だから大体の人は入ったら変更しないし、初期の段階でギルドに入るわね。スキルレベルが上がると色々と入用になってくるからね。」
ふむむ...さてどうするか。ギルドに所属しておいた方が将来的には得しそうだが、現段階から入るとなるとお金が無さすぎる。なんせ中古の武器や防具を目的でこの職業にしたからな。
それに飲食に道具代とコストがかかるらしいし、お金もほぼ手に入らない...入ることは入るが、額が少ないと。今ならスキルレベルはどれも0のままだからタダでギルドに入れるが、1ヶ月ごとに合計スキルレベル×2倍のお金が発生するのはキツイ。
ケイが「むむむ...」と唸っているとレーゼが「お金貸そうか?」と言ってくるがそれは丁重に断る。お金を借りてまで楽したいとは思わないし、楽しみがなくなるからな。
「所でケイ、お前何時までその格好でいるんだ?早く武器防具を装備しろよ」
「ん?何言ってるんだ?武器は装備していないけど防具はもう装備済みだろ?。後、剣やロッドなら皆通行の邪魔にならないから装備したまま移動しているけど、俺は弓だから邪魔になるだろ?だからしまっているんだ」
そう伝えると3人の時が止まった
(; ・`д・´)
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