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聖者達part 嵐のようなメンバー達 常時半裸の龍喰者編-2

色々と忙しくて更新が遅くなりました。今後からさらにペースが落ちる可能性があります。





さて、次の戦争はラオベンタークⅡ世がラオベンパルクを殺害したというスディーリヤのラオベンターク討伐戦についてのページだったのだけど、このページを探す前に恥ずかしい思いをしたニグルさんがなんとも言えないほど落ち込んでいた。でも僕はそのページを見つめた。


◎スディーリヤのラオベンターク討伐戦

 

・失意の中にいるラオベンタークを来るべき戦のための素材として討伐しようというスディーリヤ王国の王子三人がそれぞれ兵を集めて竜の国を襲撃したのが始まり。当時のスディーリヤ王国の王は三人にラオベンタークの討伐を試練として課していた。


・スディーリヤ王国第一王子だったベンハットは約六万の民兵を集めたが、後にこの『スディーリヤのラオベンターク討伐戦』の記録を残した歴史家であるヒストーリシュ他数名を残してラオベンパルクとの戦闘にてベンハットと供に全滅している。


・スディーリヤ王国第二王子のフィスタンノートは魔術師を集め巨大な魔法弾にて竜の国を奇襲の最初の一手を行った。その後、魔法弾の影響から足場を崩し、負傷。撤退せざるを得なくなった所で撤退に移行するも、ガラクシュルテンに見つかってしまう。その後自ら魔法により『スディーリヤのラオベンターク討伐戦』にて傷ついた竜を治療した後に他の魔術師を逃がした後、ラオベンタークⅡ世によって処刑されることを覚悟するが捕虜の名目でラオベンタークⅡ世に匿われ後に「竜説家」と呼ばれるような竜に関しての記録者になった。


・スディーリヤ王国第三王子のベギライトは六英雄と呼ばれたスディーリヤ王国建国当時の英雄達の子孫を召集し、彼らの部下と供にラオベンターク本体と戦闘を行ったが、苦境に落ちたところで部下を残し逃亡。その途中に別の竜が頭上を飛んでいったという恐怖から失禁してしまったという記録も残されている。この事件は逃げた先で追っ手の恐怖により大変怯えている事を『ベギライトの腰』と比喩する事もある。


・この討伐戦の間にラオベンタークⅡ世が母親の敵としてラオベンパルクを殺害している。その後のラオベンパルクの死体はスディーリヤ王国軍に見つけられる前に戦の女神ハジュワーセにより隔離されてから武器に作り替えられたがハジュワーセ自身が殺されたためにハジュワーセの住処に置かれたままだったために錆びて朽ちていったという事が、フィスタンノートの記録書に残っている。


・この討伐戦はスディーリヤ王国第一王女フィスシスターナの討伐を打ち切る声明により討伐を断念した事により終了した。しかし、戦力を大きく削がれてしまったスディーリヤ王国は隣国に攻撃され王と王妃を亡くしてスディーリヤ王国は攻撃してきた隣国の王パスカトとフィスシスターナの結婚から統合した。


・この討伐戦での竜の死者はラオベンタークⅡ世が葬ったラオベンパルク以外には負傷者しか無いが、人間は大量に死んでいる。



「この討伐戦では奇襲後に追撃ができなかったのが竜を殺せなかった第一の原因だな。後、第一王子が竜を舐めていたのもある。竜と呼ばれるような奴は基本的に強い。第二王子と第三王子はまだ竜を舐めていなかったが、第二王子は奇襲後の対応、第三王子は闘う相手を間違えただけだな。」

「って、そういえば気になったんてすけど竜の国と他の場所ってどんな地理関係なんですか?」


すると、ニグルさんはSWから石版と石筆を取り出した。それに地理関係を書き込んでいく。ちなみにこのアイテムの説明は以下の通りである。


石筆………☆2 石版に文字を書くことのできる筆。石版以外には青空教室などでの土にしか使えない。削れていくと使用不可能になる。 


再生の石版………☆5 普通の石版としても利用できるが儀式にも使用可能なように魔力が込められている。ただし、儀式を行うには『魔儀の石筆』が必要。普通の石筆で書くと何も起こらない。また、普通の石版とは違い、一定の熱量を与えると書いた文字が消える。


そんな二つの道具により書かれたのはかなり簡単な地図だった。大きい竜の国をいくつかの山脈が囲っており、その山脈の近くに様々な国が存在していた。しかし当時は領土の変化が激しかったのか国名ではなく国があった場所が書かれていた。後、パングラッセのいた場所はその国の領土の遙か向こうらしい。竜達は一部を除いてその丘の近くに竜の国を再び建てたとかとも言われていた。


「竜の国は竜が最低でも五千はいたらしいが、今となっては殆どいない。まぁ、段々と弱くなっているがな。俺も旅をしていて死ぬかもしれないと本気で思う奴は少なかったが当時生きていれば真っ先に死んでいたかもしれない。」


それだけ今と昔の竜の強さは違うのかと思ってしまう。まぁ、僕達はいつまでこんな事をして暇を潰すのかと思ってしまう。後、この『ラオベンミルクの家系』という本はアイテムの名前としては『手作りの本』になっているらしい。


「竜関連の王国で最も領土が多かったのは竜を信仰するベイデンガスト司教国だったと言われている。国自身は滅んでロンヌエピス公国と名は変わったが今でも竜に関する信仰は続いている。」


その後、ニグルさんが薔薇書の方がより信仰されているがと呟くのを、僕は聞き逃すことは無かったのだった。まぁ、そうなってもおかしくないほど僕達の世界でも信仰者は多いですからね………薔薇書みたいなのは。

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