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闇の巫女part  転生しました-3

「まず、ステータスウィンドウ………略してSWの呼び出し方について説明させて貰います、と言ってもSWを出そうと念じながら手首をスナップさせるだけですけどね。」

そうキラクに言われてから俺はSWが出るように念じながら手首をスナップさせてみた。すると、SWが出てきた。しかし……………………。

「平仮名ばっかりで読みにくっ!!なんなんだよ!『まだうまれてからいちじかんもたってないためにかんじいりはおすすめできまてぇんよ~』って!!つーか漢字偉大だな!!こんなファンタジーな世界でも使われてるとか!!」

ファンタジー世界で漢字を見られるとは思っても見なかったぞ!と、俺は発狂しそうなくらい興奮した。その様子を見て、キラクはクスリと笑っていた。

「確かに共用語として使われていますからね。文字数を一番少なくできるのがその言語ですしね。でもアルファベットなどの言語も存在します。存在しないのはタイ語やらの文字と言うよりは模様のような文字だけですね。」

「少なくとも俺は漢字読めるので速効で漢字入りにしたいんですけど………」

それが日本語の利点かもしれない。少なくとも略すとかも簡単にできるのでありがたい。まぁ、俺はむぃーとしか言葉を発せられないのだけど。

「じゃあ入り混じり希望とSWに触れながらやってください。そうすれば設定画面が出てきますから。」

そう言われてから俺はSWに触れながら入り混じり希望と言った。すると、SWの画面が切り替わり、はいといいえの画面になった。

『せいごいちにちもたってないひとがいりまじりなのはむりがあるかもれませんが、よろしいですか?』

迷わずにはいを押した。

『このせっていでかんじにしてしまうと、こんごひらがなだけにもどすことはできません。よろしいですか?』

ここでも迷わずにはいを押した。

『このかんじのよみはなんですか? 肺』

ここでも迷わずにはいを押す。というか、いいえと読む漢字があるのだろうかと疑問ができてしまった。

『せいかいです。では、このかんじのよみはなんですか?      家』

……………………よく見たらこの質問の時だけいいえの所がいえになっていた。SWの制作者は遊び心を全開にしてこれを作ったのだろうと思うと笑いがこぼれてしまった。

『では、これからは漢字を含めた説明文でいきます。後悔しないでくださいね。』

やっとSWが使いやすくなったところで、キラクがまた別の説明を始めた。

「クエスタはこのSW内で行われる依頼です。クエスタは聖者でしか受けられず、しかしとのような条件でも依頼できるというシステムです。クエストはSWではなくギルドという場所で紙とペンでの契約による討伐系の依頼のみを取り扱う物です。クエスタのギルドも存在しますが、クエスタはどのような報酬でも良いのです。クエスタはSWに直接届くこともあります。それの報酬は貴重な物もありますしね。対してクエストは金銭のみです。成功報酬として一部の素材は貰えますけどね。勇者もクエスタのような物をやっていた時はありましたが、現在は面倒だからと必要なくなった頃にやりにくるらしいです。」

あー、あったなぁ。クリアしてからのクエスト百パーを目指してやってなかったやつをひたすらやっていたことを。当人にすればめちゃくちゃ迷惑だよなぁ………。


「そして、SWにはいくつかの項目があります。ステータス、ウィンドウボックス……略してboxですけどね。それとスキル、装備と記録、クエスタ掲示板ですね。」

この世界の方が現実なために、設定やセーブの項目は存在しないのだろう。もしあったら大変なことになっているはずだ。

「boxにはいくらでも入れることができますよ。項目ごとに分かれているので探すのもやや楽です。色々入れてありますけど、確認はまた後にしてもらいますね。」

中身が気になったが、言われたとおり触らないで置くことにした。とんでもない物があっても困るのはこっちなのだから。

「装備は装備の組み合わせを決めることができます。いつも鎧などをきてるわけでは日常生活が送れませんし。なのでここに登録しておくのが普通です。もっとも、普段着としても使える装備もありますよ。実質アンの着ている服はその仕様ですからちなみにこのような装備品には説明画面にAと書かれています。それ以外の装備は転身というスキルを覚えていれば普段着から装備した状態に瞬時になれるんです。まぁ、アンには必要ないかもしれないですけど。」

それからキラクは、俺の方に寄ってきて、自分のSWの一部を突っついた。ここを見ろと言うことだろう。

「装備品には汚れ度という物がありまして、これが一定量にまで上がると臭いがすごくなったり動きが鈍くなったり一部のスキルが使いにくくなります。特に隠密のようなスキルには致命的なダメージになってしまいますよ。」

それを聞いて、俺は自分の装備の汚れ度を確認する。何回か転んでいるのだけど、なぜか汚れ度は0のままだった。

「スキルやアイテムがあれば、汚れ度を減らすことも可能ですね。」

そして、キラクは少し考えてからこう言った。

「スキルやアイテムは転生者にはボーナスとしてランダムに入れられている物もあって、アンはさらに聖者のボーナスと僕の娘の称号もあったり死後転生もあるのでかなりボーナスが多いんですよ。」

とりあえず、アイテムから確認することになりましたとさ。



これからしばらくはスキルやらの説明でドバドバ話数が消費されます。とりあえずこの説明とアンの旅立ちが終わったら聖者達のプロローグとなります。………………ソイツ等のが終わったら妖精聖者のプロローグ+アイテム確認……合流させるのはとてつもなく先にする予定なために、長くなりそうです。

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