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Winter with You

吐く息白く 雪はつもり


わずかな光 照り返して


街灯りない 闇の中で


リンとなる 鈴の音を聞く




薄い視界 浮かび上がる


君の幻に 惑わされて


雪の深い あの日々に


ひとときで戻されて 痛む胸に気づく




冬の寒さに侵されて


燃え上がる恋に浸り


夢のような幸せを手にし


君と浮かれていた


まだ一緒にと止まれずに


共に刻んでいた時を


忘れたいよ 忘れられなくて


また冬が訪れ……





すれ違いもないと笑う


アルバム飾る二人の顔は


降り積もる雪にも負けず


心から染まってた 身を焦がす衝動に




さみしがりやな二人には


耐えることはできなくて


手放したものの大事さに


今更気づかされてしまった


まだ一緒にと止まれずに


共に刻んでいた時を


離れたいよ 離れたくなくて


まだ冬は遠くて……






しんしんと積もる雪は


二人のウソをそっと


暴きたてて 涙あふれ


訪れたおしまいに


戸惑いと悲しみに 暮れる時が来た






冬の寒さに侵されて


燃え上がる恋に浸り


繋がれた互いのその手に


心を預けてた


まだ一緒にと止まれずに


共に刻んでいた時を


忘れたいよ 忘れるわけもなく


今幾度目かの冬




まだ一緒にと止まれずに


共に刻んでいこう時を


二人出逢った あの雪に似た日


また時を刻み始め……


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