76/125
思い出しても、それは
ああ会いたかったんだ
どうしよもないくらいの
夢を見られたんだ 星空の中で
心に触れた
夜の線路沿いを
二人手を繋いで歩いていた
ねぇ 覚えていますか
通じ合えなくなっていた
二人の距離は短いのに
心のそれは遠くて
愛なんて言葉で
かたしてやれるほどには
単純にほどけないのが
こんなにもどかしいね
ああ会いたかったんだ
どうしよもないくらいの
孤独を覚えていた 摩天楼を見上げ
一筋流れた
何気なく話していた
隣に君がいないのに気づいた
なんで 素面でつぶやいていた
思い返してみれば
大事にしていたかなんて
自問すらしちゃいない
その程度なんて
訳知り顔やめてよ
冗談じゃないよ だって
ああ何を知っていたんだ?
ああ会いたかったんだ
どうしよもないくらいの
奈落に落ちていた ステージを落ちていた
誰のせいでもない
叫んでいたのは誰?どっち?
もうわかんないや
ああ会いたかったんだ
どうしよもないくらいの
夢を見たんだ 今も一緒だった
贅沢だろうか?
ああ会いたかったんだ
どうしよもないくらいの
愛を思い出した こんな気持ちだった
もう手遅れだけど
わかっているよ
わかっているよ
オボエテイマスカ...?




