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イビツナアイ



今も探している


子供の頃の思い出


時がずいぶんたっても


貴方はあの日のまま


キレイなままだった




こんな美しい夜に


一人夢に見るのは


淡い青と抱き合った日のことで


切ないキスの残り香その意味は


永い別離を匂わせていて




こんな風に星を見て


願いを胸に秘める


想い想われることに


悲しさが混ざる


そしてまた同じように


笑ってほしいから


今日も君に笑いかける


朝がまた来るよ







言葉にはしないけど


確かに話してる


ありふれたワードでは


決して表せない


愛を伝えたい




満月の光を


背にして君は笑う


神秘的で触れれば壊れそうで


交わったあとに虚しさを


感じ一人声殺し泣いた




朝が来てカーテンの


隙間から陽が照らす


君のキレイな寝顔


撫でて顔ぬぐう


そしてまた同じように


寝息を子守唄に


温もりを糧に私は


眠りにつくの






不意に押し寄せてくる不安に怯え


こころ 冒されてそれをすっと隠して


密かに傷ついた私のことを


君はまた気づけず病は進むの?






愛が今螺旋描いて


二人を包んでる


がんじがらめ囚われ


決して離れられず


そしてまた同じように


曲がりくねった愛を


繰り返しまた泣いて


そして眠るのか




人を想うその心に


正負はあるのかな・・・


いびつでもそれは愛で・・・





これも、そこそこお気に入りの作品です。


愛ではあるものの、お互いに強く依存してしまい、いびつになってしまった関係を女性視点から書いています。


いつか破綻してしまいそうな危うい雰囲気がありますね。

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