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好きです




晴れた日薄い霧が街を覆っている


通い慣れた路を歩き向かう


毎日変わらない日々を送ってきた


そんなときガラリと開いた扉の向こう




逆光でどこか神秘的な


風が髪をなびかせて


振り返ったその顔


その雰囲気に呑み込まれたんだ


あの日すべてが変わったんだ




届けこの想いそっと言葉にのせて


廊下を走り屋上へ急いでる


ずっと胸に抱いてた


ずっと伝えられなかった


この想いをこの想いを


言葉にして今伝えるよ







教室の隅っこで独り本を読む


目もあわせられない意気地のない私


ふわりと風纏う黒い髪が笑う


あの日扉開けて入ってきた君の姿




卒業も近いこの時期に


急に屋上に呼ばれた


なにか話があるらしい


二人きりになって大丈夫かな


照れないですむのかな




届かないこの想いせめて胸の内で


一歩一歩歩く度に心が赤くなる


きっとこのまま伝えずに終わってくんだ


悔しくて涙を少し流してる


ずっと内緒で想ってた


一年君しか見なかった


この想いをこの想いを


胸の内で殺すのかな







秘めた想いを今君に伝えるために


扉開いてひょっこりと君は顔を出す


いつか言おうと思ってたことがある


ずっと君だけを見てた


ずっと君以外見えなかった


僕は君のことが――――




触れたドアノブ君も触ったんだろな


今までで一番真剣な顔してる


言いたいことがある切り出されたとき


ぎゅっと胸が高鳴った


信じられないことを知った


君が私をずっと――――




ずっと伝えたかった


ずっと伝えたかった


僕は私は・・・ 「「君のことが」」







好きです・・・・・・!




かつて、中学卒業に当たって青春とはなにか、ということに焦点を当てて作ってみた作品です。


両想いだけどお互いにすれ違った二人が最後に結ばれるお話。


当たり障りのないないようですがなかなか良くできてると思います。

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