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SNOW
雪に埋もれた
思い出の欠片を
真っ白なキャンバスにそっと描いてる
どうしようもないなんて
自分が一番わかっている
なのにこんなにも悲しい
『もし』なんて言わないけど
どうしても考えてしまう
夢にまで見たはずなのに
雪はそっと降り続く
その白さで全てを隠して
白さ消えて水滴が僕を冷やす
幸せの記憶も共に流されていく
『もし』なんて言えないけど
何故だろう考えてしまう
その華奢な躯抱き締めて
雪はそっと眺めてる
その白さで僕らを照らして
空を眺めれば君の顔
目に写る
無くしてから気付く
今こんなにも愛しい
『もし』なんて言えないけど
わからない考えてしまう
あんなに一緒だったのに
雪はずっと降り続く
その白さであの日を隠して




