エピローグ
物事の終わりは何でこんなに切ないの
ねぇ誰もいない止まった世界
テンプレートを繰り返す住民たち
イレギュラーは自分だけで
終わっても巻き戻される日々
無限に続く旅路もやがて
神々の記憶から消えていく
ネバーエンディグ
ネバーエピローグ
この世界もそろそろ終わる
哀しいの?わからないさ
停滞することとどちらがいいの
救いをもたらしても
誰も僕をわかってくれない
泣き叫ぶことさえも許されていないんだ
意識が消えていく
友と一緒に語り合った
あの日やあの日々も全部まるごと
他人に作られた空虚なものだったのか
必死になって格上相手に殺されかけた日々さえも
何度死んでも死んでも気がつけば戻ってきてる
痛みは確かにあるというのに
失われた魂はきちんとそこにある
無限の地獄から出ることさえも叶わない
最後に動いた日から10年経った
動かないで突っ立ってるのにもいい加減なれた
ネバーエンディグ
ネバーエピローグ
突然からだが動き出す
あの日の自分に還って
どうやらまた旅するらしい
こんな世界も捨てたもんじゃない
たまにこういう幸運に出会えるから
意識が浮上する
ゲームの世界の住人の心境を描写しました。
繰り返しやられ、また立ち上がり。
それをくり返す内にいつしか持ち主に飽きられ、記憶から消えていく。
しかし、リメイクや、持ち主の目に偶然止まったりなど、日々に彩りが加わっていく。
どこかこわれた価値観に長い時を過ごす内になっていますね。