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長い時、長い道
穏やかな秋晴れの空
海のぞみ
笑みこぼす幸せそうな
一組の愛
ぼーっと眺めてたら
あのころの自分に還って
ふと想いが巡る
君の待つ家に帰ろう
長い時 長い道
一緒に歩いてきたね
過ぎてた 季節に
驚いた こんなにも、と
風吹いた帰路をゆく途中
母校見かけ
二人でじゃれあい走った
渡り廊下みた
機嫌悪げにして
悪態ついてる君の
横顔にさした
朱色にときめいたっけ
長い時 長い道
一緒に 歩いてきたね
過ぎてた 季節に
驚いた こんなにも、と
その時 その時
楽しみ いきてたから
後ろを 見たとき
こぼれてた こんなにも、と
思えば はじめから
君しか 見てなかった
いつでも 当然
隣に 浮かぶのは君
長い時 長い道
一緒に 歩いてきたね
過ぎてた 季節に
驚いた こんなにも、と
今もまだ 衰えてない
君への この想いは
だからこそ また伝えるよ
改めて 愛してる、と……




